2018年11月13日火曜日

オオイチモンジシマゲンゴロウ


とんでもなく素晴らしいゲンゴロウを譲って頂き、飼育する機会に恵まれました。(ありがとうございます!)

オオイチモンジシマゲンゴロウ Hydaticus conspersus
Hydaticus pacificus sakishimanus

ほわああああああああああ!

成虫は15mm程度のサイズの中型ゲンゴロウです。今回頂いた個体は西表島で採集した個体ですが、分布は本州、沖縄、八重山とのことらしく、奄美では採ることのできない種類でしたので超うれしいです。西表島等では沢沿いの水溜まりなどに生息していて比較的容易に採集できるようですが、本州での採集はかなり難しいようです。(林内の不安定な水場にいるんだからまあそりゃ難しいでしょうな)
以前は南西諸島のものは亜種リュウキュウオオイチモンジシマゲンゴロウ、本州のものを亜種ホンシュウオオイチモンジシマゲンゴロウとしていましたが、最近になって亜種ではないとされたそうです。(参考文献は記事下部に)

2020年12月19日修正・加筆
最新の水昆図鑑(参考文献のとこに追加しておきます)で本州のものと南西諸島のものはまた別亜種という記述になっていたためこの記事に登場するものは亜種リュウキュウオオイチモンジシマゲンゴロウということにし、学名を修正しました。
やはり不安定な水場に生息するからなのか、非常に飛翔性が高く感じられました。

って真面目に書いてきたけど…名前長すぎるだろ!
当ブログではオオイチモンジシマゲンゴロウの略称はモンジでいきます。


かっこえええええええええ

にしても渋くてカッコイイゲンゴロウですねえ!
ナミゲンのような色も好きですがこれは痺れるかっこよさ。

こっちみてるうううううううう

モンジは個体差が非常に大きく色んな模様があって見ていて楽しいですね~
いや~良き良き、マジモンジ。は?


参考文献:三田村敏正,平澤桂,吉井重幸,北野忠(監修)「ゲンゴロウ・ガムシ・ミズスマシハンドブック」2017(文一総合出版)

↓2020年12月19日追加分
中島淳,林成多,石田和男,北野忠,吉富博之 「ネイチャーガイド日本の水生昆虫」2020 (文一総合出版)

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