2019年3月8日金曜日

コクロマメ

先日採ってきたなんとかクロマメゲンゴロウですが一種はコクロマメゲンゴロウだということが発覚しました。(2種採れてるっぽい?)

コクロマメゲンゴロウ(Platambus insolitus

コクロマメは流水性のゲンゴロウの一種です。流水の脇の方のクソ浅い水が溜まってるだけのようなところにいるイメージがあります。この個体は川の横の道路に水が染み出しているもはや流水といっていいのかわからない場所から採集しました。サイズは6mmちょっととかでしょうか。

はい、どうやって見分けたのかというと、雄の交尾器を引っこ抜いてその中央片と呼ばれる部位を観察するんですね。類似種が多いが多いモンキマメゲンゴロウ属は一部の種を除いて外見での識別がなかなか難しく、交尾器を見ないと正確な同定ができません。
本当は薬品を使ったりして取り出すらしいんですけど、僕は腹部にピンセット突っ込んで、え”え”いっって取り出しています。(そんなに力んでないけどな)
これはまあ真似はしない方がいいんでしょう。交尾器傷つけるかもしれないし。
そもそもなにがどうなれば正解なのかもいまいちよく分かっていないのは内緒

はい、下がコクロマメの交尾器です。

コクロマメ雄交尾器中央片

有識者の方、これで正解なんですよね?

それでは、先端の方を拡大してみましょう。

拡大ver.
ひどい写真だけど許して♡

コクロマメの交尾器は先っちょが尖ってて、毛がちょこっと生えてるのが特徴のようです。交尾器全体を見ても、緩やかにカーブしてる感じなんですね。

はい、というわけでコクロマメでした。また十日に追加で採集をしてくるのでホソクロマメとか別種が採れたら比較記事もだしてみたいところですね。


本記事の参考文献
  • 三田村敏正、平澤桂、吉井重幸、北野忠(監修)「ゲンゴロウ・ガムシ・ミズスマシハンドブック」2017(文一総合出版)

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