コクロマメゲンゴロウ(Platambus insolitus) |
コクロマメは流水性のゲンゴロウの一種です。流水の脇の方のクソ浅い水が溜まってるだけのようなところにいるイメージがあります。この個体は川の横の道路に水が染み出しているもはや流水といっていいのかわからない場所から採集しました。サイズは6mmちょっととかでしょうか。
はい、どうやって見分けたのかというと、雄の交尾器を引っこ抜いてその中央片と呼ばれる部位を観察するんですね。類似種が多いが多いモンキマメゲンゴロウ属は一部の種を除いて外見での識別がなかなか難しく、交尾器を見ないと正確な同定ができません。
本当は薬品を使ったりして取り出すらしいんですけど、僕は腹部にピンセット突っ込んで、え”え”いっって取り出しています。(そんなに力んでないけどな)
これはまあ真似はしない方がいいんでしょう。交尾器傷つけるかもしれないし。
はい、下がコクロマメの交尾器です。
コクロマメ雄交尾器中央片 |
それでは、先端の方を拡大してみましょう。
はい、というわけでコクロマメでした。また十日に追加で採集をしてくるのでホソクロマメとか別種が採れたら比較記事もだしてみたいところですね。
本記事の参考文献
- 三田村敏正、平澤桂、吉井重幸、北野忠(監修)「ゲンゴロウ・ガムシ・ミズスマシハンドブック」2017(文一総合出版)
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