2020年6月11日木曜日

和名がながい

最近カタビロアメンボの仲間をよくよく見ることにしているんですが、まあこれめちゃくちゃ可愛くてたまらないですね。今日はそのうちの一種をご紹介いたします。
あ、カタビロアメンボって名前にアメンボとは入っていますが、皆さんご存知のアメンボとは科レベルで違います。(カタビロアメンボ科です。)アメンボの仲間、というよりはカタビロアメンボというグループの虫です。

ホルバートケシカタビロアメンボ Microvelia horvathi

和名なっが。なかなかですね。
上の写真はオスです。
一方メスはというと、

こんな感じ。(どっちもメスです。)
というかなんなのこの中途半端な写真は

少し体幅が広いんですね~~これなら野外でも一発で雌雄を見分けられます。大きさは1.5mm内外です。
ホルバート自体は田んぼの縁の水面や水たまりなどで普通によく見かけるんですが、もう一種とても普通にいるケシカタビロアメンボとは体の幅の太さ(ケシカタはもっと細い)や雄の写真見て頂ければわかるんですけど、ホルバートは腹部の先っぽの生殖節がめちゃくちゃ大きいことから比較的簡単に見分けることが出来ると思います。
またケシカタビロアメンボのほうも写真撮れ次第載せますね。

まあ、あくまでこれは無翅型での話なんですけどね。
実はカタビロアメンボ科のほとんどの皆様には長翅型というタイプが出現します。
これがまあ僕のような素人には見分けが難しいのです。

ホルバート長翅型(十中八九)

これもう別種でしょってぐらい印象が違いますよね。最初に同種じゃね?って思った人凄い。
前胸背の張り出し方が無翅型と全然違う!!!!
長翅型でもオスは生殖節がでっかいのが見えるのでなんとなくホルバートじゃない?ってわかるんですけど、メスはもう僕にはわかりません。幸いこの個体達は交尾して産卵していて、現在幼虫が産まれていますので無翅型を出して証明したいと思います。
ちなみに幼虫はこんな感じ。

ちっせえ。

写真だと伝わり辛いですが極小です。今日だけで十匹以上孵化しました。どうなることやら。
続報をお楽しみに。
僕自身カタビロアメンボの仲間は存在は知っていたものの今までじっくりみたことはなかった素人なんですが、身近にもいるし、かわいいし、お洒落でなかなか面白いです。存在をしって意識すると水面でウロチョロしてるのが見えてきます。日本全国、田んぼにも水路にも色んな水辺にこの仲間はいます。是非探してみてください。僕は正直言ってカタビロ沼に片足突っ込んで抜けなくなりかけています。助けて。

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