2019年7月4日木曜日

北の大地に立つ 一日目

はい、去る6/28~7/1まで北海道に行っておりました。
個人的には初北海道でして、憧れの北方系ゲンゴロウ達(特にゲンゴロウモドキ属)を採集するチャンスとむちゃくちゃテンション高めでしたが、フルで動けるのはわずか二日。ましてや北海道の水昆はどの時期がいいのかとかもいまいちよくわかっていない雑魚っぷりを発揮していましたが、果たして成果のほどはいかがだったのでしょうか。
北海道経験者の知人の方にいろいろ案内していただきました。

今回の遠征、興奮しっぱなしだったので現地で撮った写真が少ないです。は?
あのーあれですよ、カメラ構える前にはもう手が動いちゃってるやつですよ。
初日は着いたらもう夕方だったので某所でライトトラップ。
既に近所にめちゃめちゃデカいミヤマクワガタの死骸とかあって格の違いを見せつけられます。

大き目の蛾が飛んできました。ぼてっと地面に落ちたので見てみると・・・

エゾヨツメ(Aglia japonica

ええぇ・・・
本州に住む身としてはエゾヨツメといえば春のイメージでしたが、そうでしたここは北海道でした。しかも完品て。出始めなのか????
結局エゾヨツメは五個体来てました。みんな完品で。

この後ライトにはまあちまちまクワガタたちも飛んできましたが、なぜか手元に写真がありません。は?
というか寒かった。13℃ぐらいしかないうえに風もそこそこ強かったので虫の出はそこまででした。
というわけでライトの記事終わりです。お粗末すぎる

この後深夜になるものの、案内していただいた方が過去にナミゲンと、スーパーハイイロゲンゴロウみたいなやつを見たという池に連れて行って頂きました。このスーパーハイイロは何の種類か検討はついてました。その当時は網もなくただただ泳いでいるゲンゴロウ達を眺めることしかできなかったそうですが、今回は違います。戦いじゃああああああああああ。

池に到着。夜に経験無しの池は危険ですが、今回は経験者がいたので助かりました。
水面を見てみるとそこには例の”スーパーハイイロゲンゴロウ””が泳いでるじゃありませんか。
※ここも現地の写真がありません。家に帰って来てからのなんちゃって白バックでお送りします。

おりゃあああああああああ!!!
入ってるうううううううう!!!

メススジゲンゴロウ(Acilius japonicus

ほわあああああああああああ!

メススジ♂
し、渋い!!渋すぎるよ!!かっこええ!
そうです、スーパーハイイロとはメススジの事です。属から違うけど確かに雰囲気は似てなくもないですよね。
メススジはその名の通り、メスの上翅に溝が入っています。二枚のメススジ写真のうち上がメスです。このメススジ、本州にも生息はしているのですが、比較的標高の高い地点の池で見られるらしく、ド平地に住んでいる僕には高嶺の花でした。しかし北海道には平地にも生息しているようで、今回の池も市街地からそれほど離れていない平地の池でした。
あっ、メススジ等今回採れたゲンゴロウに関しては細かい解説記事を後日載せます。

この池、ゲンゴロウ類はメススジの幼虫もうじゃうじゃいるし、ナミゲンゴロウの幼虫、マルガタゲンゴロウ(北海道のマルガタは本州に比べてすこし大きいし、色も黒っぽいんですよ。)、ケシゲンゴロウ、ツブゲンゴロウがいてめちゃくちゃ楽しかったです。あとエゾサンショウウオの幼生もプカプカ浮いてきて可愛かったです。

というわけで初日は一瞬で終了。この次の日からが本番です。


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