祖父が使っていたという、なんという名前なのかは不明な光学機器。まあ顕微鏡みたいなものです。カートン光学機器の製品の模様。倍率が変更可能でした。漂う昭和感。レトロでいいですね。まあこういうのが出てくるとですよ、いろいろみたくなるじゃないですか。
見 ま し た。
リュウキュウセスジゲンゴロウ(Copelatus oblitus) 雄交尾器中央片の先端部を見ているところです。Y字が特徴的。 |
あ、これ思ったよりいいやつかもしれません。
メススジゲンゴロウ(Acilius japonicus) メスの上翅の毛です。 |
スジの間に毛が沢山生えてますね。上翅の溝とともに、雄の吸盤を交尾時にくっつきづらくさせるためだといわれています。「え?なんでよ交尾しづらくなるじゃん」と思われる方いらっしゃると思いますが、メスは産卵数に上限はあるし、疲れるし、交尾時にオスに上にに乗っかられるので溺れる可能性がでてきたりします。そのため、交尾はなるべく最低限で済ませたいのです。雄前脚の吸盤とは対立的に獲得したようです。面白いですね。
メススジやゲンゴロウモドキ属では上翅の溝が顕著ですが、実はナミゲンでも、そうなっています。
ゲンゴロウ(Cybister chinensis)のメスの上翅 |
メススジやゲンモほどではないですが、細かい溝があります。雄はこんなことなってません。先ほどのメススジと似たような理由ですね。
ゲンゴロウモドキ(Dytiscus dauricus) 雄前脚吸盤のうちのひとつ。 |
もうくっつく気マンマンですねこれ。大小のこういうのがいっぱいあります。すげえや。
当ブログにしては珍しく(?)細かく部位で見てみました。
0 件のコメント:
コメントを投稿