2020年4月20日月曜日

オオミズスマシ

昨日は暖かったので、散歩に行ってきたわけですが、またもやかっちょいい水生昆虫を発見してしまいました。
そやつがこちら。

オオミズスマシ Dineutus orientalis

はい、かっこいい~

ミズスマシってだけでテンションあがるのに黄色い縁取りされちゃったらそんなのもう最高に決まっています。ミズスマシなので高速でくるくるします。驚けば水に潜ります。

ちょっと上から
なぜ上から見せようとしたのにこんな中途半端なアングルなのか。

大きい個体は10mmを超す比較的大型のミズスマシで、上翅にトゲ状突起があるのも大変素敵です。主に止水域に生息するミズスマシのなかでは最も目にする機会が多いと思われますが、他のミズスマシ類の例にもれず全国的には減少傾向です。かつては身近だったミズスマシも今ではかなり少なくなってしまったようです。一説にはミズスマシが浮いて生活するということから、農薬にも含まれる界面活性剤の成分がミズスマシ類に深刻なダメージを与えているともいわれています。
今見つけた産地では、十個体以上が同時に見られましたが、下の写真の枯れ草が浮いているような一面でしか発見できず、なおかつこの池は隣を流れる川から時と場合によって水が流入する調整池で、カダヤシやウシガエル、ライギョなどが生息し大変なことになっている水場ですので、今後も継続的に様子を見ていこうと思います。

オオミズスマシがいた池

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