ここのところ大変ありがたいことに南の島で採れたゲンゴロウをよく頂きます。(本当にありがとうございます。)大抵その中にはセスジゲンゴロウ属が入っていますが、基本リュウキュウかタイワンの二種です。せっかくなのでこの記事では南西諸島では普通に見ることが出来るこの二種の雄交尾器中央片を見ていくことにしたいと思います。
まあーまずは見た目をパパっと見ていきましょうか。
左がリュウキュウセスジゲンゴロウ Copelatus oblitus 右がタイワンセスジゲンゴロウ Copelatus tenebrosus |
未展脚ですし写真もお粗末で申し訳ございません。
ご覧の通り体型も違いますし、色も違うのでなんとなくどっちがどっちかは分かってくるのですが、リュウキュウセスジは割と個体差が激しく、もっと上翅が黄色っぽい個体もいればだいぶ黒っぽい個体もいるので、迷ったときはやはり雄交尾器中央片を見てしまうのが手っ取り早いかと思います。
というわけでリュウキュウセスジの雄交尾器中央片です。
それではもういっぽうのタイワンセスジ。
タイワンセスジ雄交尾器中央片 (写真中央のカーブしてるやつですヨ) |
リュウキュウセスジに比べ大変シンプルでより細い印象を受けます。こっちはリュウキュウより先端等々細いせいか交尾器を抜いている時に折れないか心配になります。
こセスジゲンゴロウ属は見た目での同定が困難な種も多くいます。最初に述べた通り、見た目でなんとかなることもあるでしょうけども、この二種は南西諸島ではよく見かける種なので雄交尾器中央片の形状は覚えておいて損はなさそうですね。
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