2021年2月6日土曜日

IROMTの水生昆虫 その8

自分でももう何を紹介して何を紹介していないのかわからなくなってきた第八回。本日はアメンボ科からセスジアメンボ。大丈夫ですよね紹介してませんよねこの種。

セスジアメンボ Limnogonus fossarum

ふうううううううううかっこいいいい!前胸背の縁取りがイカしますね。
今まで当ブログでは紹介してこなかったセスジアメンボ属の一種です。IROMT島だけに生息するとかいうわけではなく南西諸島には割と広めに分布している模様です。開けた明るい水場ではかなり普通に見られました。写真の個体は長翅型ですが、無翅型も存在します。なお国内から本属は三種知られていますが、下の写真、赤丸の部分、カッチョイイ線が上下に若干ずれることで簡単に他種と見分けられます。ちなみに他二種はホソミセスジアメンボとツヤセスジアメンボですが、まだこの二種は採れていません。次回以降また南の島行ったタイミングで狙いたいですね。もし採れたら比較画像とかも作りたいところ。


アメンボの横顔って興奮するよね。


参考文献
中島 淳・林 成多・石田 和男・北野 忠・吉富博之, ネイチャーガイド日本の水生昆虫, 文一総合出版, 2020年
三田村 敏正・平澤 桂・吉井重幸, タガメ・ミズムシ・アメンボハンドブック, 文一総合出版, 2017年.

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