2018年6月5日火曜日

関東で水昆を採りたい遠征

最近ゲンゴロウ成分が不足していたんで、先日、関東某所にナミゲンゴロウとタガメを狙いに行ってました。
いやーまあ結果から言うと大逆転ですよ。

6月2日、3時間かけてナミゲンが目撃されているとある地点へ。
僕の場合、Googleのストリートビューを使ってよさげな地点を探したりします。(便利な時代だぜ)
このアタックの前日にかなりよさげな水路を発見し、意気揚々とそのポイントへ。しかしここで水路に異変を察知。
ん…?
三面こ”ん”く”り”
悲劇です。しかもこれつい最近コンクリを入れたっぽいし。
この新しいコンクリ水路を僕は色から、
絶望の白(Hopeless White)と呼んでいます。※呼んでいません
ただ周りにはそれなりの素掘りの水路はあります。ただ抽水植物が田んぼ、水路ともにほとんど生えておらず、ナミゲンが産卵できない環境で厳しめ。(ナミゲン始め大型種はオモダカなどの抽水植物に卵を産み付けます。)
荒んだ心は癒せるレベルの良水路。
ただ、やっぱり飛んでる虫は普通に面白く、オナガサナエやムカシヤンマなどが目撃できました。鳥もサンコウチョウやオオルリが鳴いているし、非常に幸せ。今日の目標を忘れかけていましたが気をとりなおしガサガサ再開、すると奥から自転車に乗った地元民の方が。
僕:こんにちはー(挨拶はフィールドでの基本!)
地元民の方:こんにちは。君は何を採っているの?(この間自転車に乗ったまま。)
僕:ゲンゴロウです。
地:ふっ(鼻で笑う音)
僕:(えっ、なんで僕いま鼻で笑われたの。)
地:ゲンゴロウねえ最近はみないねえ自転車が通り過ぎてる感を出したい
結局自転車を止めることなくノンストップでとてつもなく悲しい一言を言って去っていきました。なんで鼻で笑ったんですか。
この一言により僕は諦めがつき地元に帰ることに。
意気消沈もいいところ、結局コシマゲンゴロウとヒメゲンゴロウとタイコウチしか目撃してねえし。

しかしここから大逆転劇が始まります。
帰路についていると知人から、今日の夜タガメを某所に探しにいくのでこないかとの連絡でした。神か。持つべきものは友であります。もちろん行くと返事をして、急遽夜の部が開催されることになりました。(誘っていただき本当にありがとうございました。

ポイントに到着。開始早々コガムシがうじゃうじゃ田んぼを泳いでいます。ミズカマキリとも野外では久々の遭遇。ときどき見られるカエルの死体。犯人はどう考えてもタガメ
アメリカザリガニの姿は全くありません。これはいると思った矢先、田んぼにとてつもなく大きな影が!(もう興奮しまくっています。)
タガメ(Kirkaldyia deyrolli)
ああああああああああああああああああああきたあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
しかも立て続けに4匹。素晴らしすぎるだろ!んでなんだこの存在感は!かっこよすぎるだろ!
このタガメとの出会いの後も水昆祭り状態が炸裂。クロゲンゴロウシマゲンゴロウガムシなど最近で希少になった奴らが続々と登場。残念ながらナミゲンこそ採れなかったものの、大満足もいいところ。このあとタガメはワンペアのみお持ち帰りで他2個体はリリースしました。
ミズカマキリ(Ranatra chinensis)
かっけえええええええええ

成果。すんばらしい。
というわけで大逆転である!!
締めくくりが雑。



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