2018年6月21日木曜日

ゲンガムの違い

この前記事にしようとか言ってた気がするのでゲンゴロウとガムシの違いを簡単に説明しようかと。

クロゲンとガムシ(使いまわしのひどい写真たち)

違いその1:そもそも分類が違う。
ゲンゴロウもガムシもコウチュウ目ですが、ゲンゴロウはオサムシ亜目、ガムシはカブトムシ亜目になります。結構違うんですね。

違いその2:食性が違う。
ゲンゴロウは幼虫成虫ともに肉食です。(コツブゲンゴロウ科は餌結局どうなってるんでしょうね?有識者の方助けてください。)、ガムシは幼虫は肉食ですが、成虫は雑食になります。(基本的には水草食ってますが死骸なんかもたべるので)

違いその3:泳ぎ方が違う。
ゲンゴロウはかなり遊泳に適した体つきで、後肢を使ってスイスイーととても上手に泳ぎますが、(ムカシゲンゴロウ科とかってどうなってんすかね?)ガムシはすべての脚を使ってわちゃわちゃ泳ぎます。(そこがかわいい)
要はゲンゴロウが泳ぎが上手くて、ガムシが下手ってことです。

違いその4:酸素の取り入れ方が違う。
ゲンゴロウは腹部の先を水面に出し、取り入れた空気を腹部と翅の間に貯めて、気門で利用しますが、ガムシはこれに加え、腹部下面にも空気を層を作っていて、空気の取り入れ方も触角を水面から出す、という方法です。

成虫の主な違いはこのあたりでしょうか。他にも形態の違いや産卵様式の違い、幼虫の違いなど違い自体は無茶苦茶あるんですがひとまずここまで。幼虫の違いなんかまた紹介したいですね。
まあゲンゴロウとガムシって似てるようで全然違うんだよって分かって頂ければ幸いだす。


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