その名も、
ネイチャーガイド日本の水生昆虫
文一総合出版から。
著者・協力者の方々もレジェンド祭りみたいな状況になっておりましてまあ大変に豪華でございます。正直このブログで取り上げるの失礼なレベル。
僕は歴代の水昆書を周りに置くことによって、本書を召喚することに成功しました。
もうね、表紙のマルコから素敵ですよね。エグリタマミズムシは可愛いし。最高ですね。
気になる中身ですが、一言でいえば、狂気です。
なにせ、現在日本から記録のある真水生の水生昆虫(コウチュウ目・カメムシ目)を全てとりあげているのです。先日大きな衝撃をうんだコブオニガムシも、熱狂的なファンの多いヒメドロムシも載っちゃているわけです。(+αで半水生のコウチュウ目・カメムシ目の昆虫も少し載っているぞ!!)
しかもほとんどの種の写真が生体写真。びっくり生体・しっかり生体。さすがにUMAクラスの種(ギフムカシゲンゴロウとか)に関しては標本写真ではありますが、これらは載っているだけで奇跡みたいなところがある気もしなくないので、ありがたいことこの上ありません。メクラケシゲンゴロウの生体写真載ってるんだぜ!意味わかんねぇよな!!
そしてなんと、巻末には同定に役にたつ検索表がついてきます。やべえやべえ理解追い付かねえぞ。これで今まで採った種でで、「ちっさくてわかんねえよ…どこで同定すんだよ…」みたいな水昆も同定できます。また本書は同じく文一総合出版から先に出ている、ゲンゴロウ・ガムシ・ミズスマシハンドブック、タガメ・ミズムシ・アメンボハンドブックと互いに補完するような形になっていますので、例えばゲンゴロウの幼虫の同定を詳しくしたいなんてときは、ハンドブックと一緒に見るとよいと思われます。
さて、ここまで読み進めた未購入の方、
「でもお高いんでしょう?」
と思われているかもしれませんね。
はい、お値段ですがなんと。
5500円!!!!!!!
実 質 タ ダ !
まじでこの中身でこの値段はタダですよ。というわけで、一家に一冊レベルのとんでもない図鑑が発売されていしまいました。水昆屋の方は新たなバイブルとして、そうでない方も入門用の一冊として最高です。実質タダだし。
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