2020年10月20日火曜日

南のヤツ

 ※本記事は割とうるさいです。

近所(徒歩圏内)に南から来たヤツがいるとの情報を頂き見に行きました。
捜索開始から約一分。そやつはアカメガシワを吸汁します。なのでアカメガシワ上をよーく見ていくと…

いたああああ!!お子様たち発見!!

その直後。


おおおおおおおおおおおお!!いっぱいいるじゃん!!
おっひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
色がもうさ、色がすっげえなあ!!

気温低めで動きは鈍し

うおおおおおお成虫が目の前だ!!

胸部にトゲ無しタイプ

胸部にトゲありタイプ

まあ見つかること見つかること。幼虫もステージは多岐にわたっていました。

壮絶な最期を遂げた個体

と、いうわけで、

アカギカメムシ Cantao ocellatus

でございます!!
すんごい色ですよね。二度目。
オレンジに目が行きがちですが脚の緑の光沢も凄い。
オレは南方系ダァ!!!というのがヒシヒシと伝わってくるカラーリング!!そして2cmあるというデカさ!!カラーリングは決して好みではありませんがいいんです。この南感がいいんです。
もうタイトルでも示唆していますが、本種の国内での本来の生息地は南西諸島です。どうもこの種は移動能力が非常に高いようで、ちょくちょく本州でも記録があります。特に今年は各地から記録され東北でも見つかっているとか。分散しても越冬はなかなかできないでしょうから、大抵の場所ではひと夏に数世代を回して死滅しちゃうんじゃないでしょうか。
今回僕が見に行ったところも越冬は厳しかなと思うんですが。儚い。、まあでももしかすると越冬する可能性もある(???)ので近場だし定期的に見にいってみようかと。でも越冬できる場合アカメガシワの葉っぱが落ちたらどこにいっちゃうんでしょうか。僕にはわかりません。正直どれぐらいの寒さまで耐えられるのかもわかりません。もうなにもわかりません。助けてください。

ちなみに腹面の色もすごいです。

ほげええええええええええええ

背面を別アングルから。

顔がかわいい。

いやーこれは関東で見られるカメムシの色ではないですねえ。
南西諸島でちらっと見かけた記憶はあるのですがここまでしっかりじっくり観察したのは初めてでした。今年の夏は南の島には行けなかったので地元で南国気分を味わえたのはお得感があって助かりました。まだなんとか間に合うのでアカメガシワを見つけたら実や葉っぱの上を要チェック!!

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