2019年12月31日火曜日

2019総まとめ



2019年の総まとめ画像をつくりました。ならべただけ。
なんか種の被りも多いと思いますがその辺は大目に見てください。
今年も大興奮の出会いが多々ありました。来年も素敵な出会いがありますように。
今年の記事はこれにて終了です。皆様こんなクソブログを今年一年ありがとうございました。

2019年12月30日月曜日

鳥納めてきたらオカヨシ祭りになった

鳥納めしてきましたが、オカヨシガモがめちゃくちゃいましたのでオカヨシ祭りにします。(天気が微妙で他のロクな写真が撮れていない。)ミコアイサもいたけど遠かったです。

オカヨシガモ(Anas strepera

オカヨシとオカヨシと、ときどきコガモ(小さいの)

ほぼほぼオカヨシ。

どんだけいるのさ…こんだけいるの初めて見ました。

眠たいオカヨシ。

バタバタオカヨシ。

オカヨシの渋さが滅茶苦茶好きです。
オマケ。遥か彼方のオオタカ。あえてノントリ。ホントはトリミングめんどくさかっただけ

オオタカ(Accipiter gentilis)

ほんとかっこいいぜ。

明日、今年最後の記事をあげる…予定です。

2019年12月29日日曜日

タイ産ゲンゴロウガチャ


昆虫食専門の会社のTAKEOさんからとあるスナック菓子と飲料を購入いたしました。

左がスナック菓子、右がタガメサイダー

タガメサイダーは実は前にイベントで頂きまして、大変おいしいのは知っていたんですが、それよりもみてくださいよ。スナック菓子に"Diving Beetles"って書いてあるじゃないですか!!そうなんですよ、実際に食用としてゲンゴロウが出回る、タイからのものです。(養殖してるんだとかって話も聞きました。東南アジアでもやはり水生昆虫の減少は進んでいるんでしょうかね…実情を知りたい。)
なんだかゲンゴロウよりもガムシの方が含有量多いって話ですがゲンゴロウも入っているかもしれねえ!!というわけで期待を込めて、いざ開封。本来の食としての用途はどこに行ったのか

全部出してみました。
うおおおおおおおおおおおゲンゴロウ居るぞおお

ん?なんか臭い…
くさいよこれ!!!ゲンガム臭っぽいのするよ!!
くせええ!!

ま、臭いは慣れますから、大丈夫です。ドライ
え~ガムシは日本にもいるやつらでしょうかね?ぱっと見コガタガムシだと思われるものが多いですかね。いや~いいですよガムシ。かわいい。多分全部ガムシ属ですね。
ガムシも一個体ずつ見ていきたいんですが、長くなるので今回はゲンゴロウに焦点を当てましょう。結果を言うと、ゲンゴロウは三個体で、三種いました。一種ずつ見ていきます。

No.1...だれやねん。(ゲンゴロウ属のだれか)


はい、みんなが大好きな大型ゲンゴロウですよ!!
サイズ感はヒメフチトリゲンゴロウに近い感じですが、



腹面の黄色の部分が違う気がするんですよね~。
なんか中脚のついてた部分だけ黄色いですかこれ?
フチトリ系(Cybister limbatusC.guerini)にしては小さい気がするし、腹面も違う気がします。ただ死んでますし、色落ちもありますからなんともいえませんね。

No.2...だれやねん。(黒い系ゲンゴロウ属のだれか。)



はい、黒い系です。最初トビイロかなと思ったんですが、トビイロ君のチャームポイントである胸部側縁のオレンジ色がないのです。まあこれも個体差はありますし、色落ちちゃってるので何とも言えませんが…東南アジアには、どうやら似たようなのに、Cybister siamensisってのがいるそうなのでそいつなのかもしれません。(いやわかんないですけど)
にしてもこいつなんか細くスマートに見えるのは気のせいでしょうか…

No.3...お知り合い。

君は多分知り合いだよね?

あ、コガタノゲンゴロウ(Cybister tripunctatus)じゃないんですか?!湧き出る親近感

腹面はこんな感じ

腹面黄化タイプじゃなさそうですね。

こんにちは

今日もカワイイですね。

最後に、三種の比較です。

左、でかいなああ

以上ゲンゴロウ三種でした。外国産ゲンゴロウ・ガムシに関する知識は全然ないので有識者のかたいらっしゃいましたら教えてください。助けて有識者~

あ、重大なことを忘れておりました。本商品の味ですね。
え~、コガタガムシと思われるのを一匹そのまま食べてみたところ、
「パリパリ、ザクザク」食感いいじゃん!!
ぱりぱりぱりぱりぱりぱり…。

ん?
やっぱくせぇ!!なんかなんだこれ泥だよ!!泥のにおいみたいなのするよ!!泥食ってるよ!!うっわ!!口中泥だわ!!

率直に言えば、おいしくはないです。はい。でも工夫すればこれは化けるかもしれません。ちょっと色々やってみますかねぇ。
TAKEOさん、味はアレですが非常に楽しいです。
ありがとうございました。

2019年12月26日木曜日

冬のモフモフ祭り

某有名干潟に鬼が帰ってきたというので拝みに行ってきました。平日だし出現から時間も経ってるのでカメラマンは三人ほどしかおらず、大変じっくり見ることが出来ました。

到着してすぐは潮が引いていたのでかわいい奴らをみることに。
あ、人参だ。

ミヤコドリ(Haematopus ostralegus

口に人参が刺さってしまっているよぉ?ノルマ達成

ダイゼン(Pluvialis squatarola

めっちゃみてきてますやん…
嘴長いの発見。

ダイシャクシギ(Numenius arquata)と人参

ピントがあまあまなのは帰ってから気づいたよ。は?
干潟の主役たち。

ミユビシギ(Calidris alba

ハマシギ(Calidris alpina

今日も今日とて大変かわいいでございますよ。

シロチドリ(Charadrius alexandrinus

可愛さMVPをミユビから奪取した疑惑のあるシロチドリ。鏡餅みたいな体型になってました。

首という概念がなくなりかけているよぉ?

潮が満ちてきたので堤防を見に行きます。

ミサゴ(Pandion haliaetus

かっこええええ。なんか魚持ってますね。ボラかな。

ウミアイサ(Mergus serrator
右です。ひだりはハジロカイツブリかな。

クソ遠い。でもしっかりパンクな頭しています。

ホオジロガモ(Bucephala clangula

こちらもとんでもなく遠いですが頭三角形。
遥か彼方、スコープでなんとなくわかるみたいな位置にビロードキンクロがいましたが写真撮れず。というか彼方にはクロガモ属は何羽かいました。
このビロキンを見ている間にお目当ての降臨。

オニアジサシ(Sterna caspia

キタアアアアアアああああああ!!
でっかいねえ!カッコイイねぇ!!
堤防にいた人数は少なかったのでじっくり見られました。いやーカッコイイ。

近くにサイコパスさん。圧倒的登場率

ハジロカイツブリ(Podiceps nigricollis

やべえよやべえよ見られちゃったよこわいよこわいよ。
謝っておこ。なんかすいませぇん。
帰ろうと思ったら堤防に違うやつ。あ、ズグロさんだ!

ズグロカモメ(Larus saundersi

モ フ モ フ 団 の 保 護 者
ズグロ君は顔が優しい感じなのが見守ってる感が出ていいですね。
最後オマケを二枚。

ぴょおおおおおおおおん!!
動画から切り出した一枚。

         
クロガモ属のだれか。
嘴にミカンついてるようにも見えるのでクロガモかもしれませんね。

というわけで初見種+1で終了。

2019年12月21日土曜日

ゲンゴロウ四選 2019

突発的かもしれませんが今年出会ったゲンゴロウのなかから特に印象深い四種を振り返って行こうと思います。一緒にその種を採集(または見た)回の記事のリンクのけっておきますかね。読め。という誘導。

その①:ワタラセツブゲンゴロウ(Laccophilus dikinohaseus)


五月に採集。
ああああこれタダツブじゃない!!!!ワタラセだよ!!
ってなって現地でおかしくなっていて、目の前にいたオオルリハムシを見逃しました。
現地でハムシ屋さんが話しかけてきたんですけど、その人の「オオルリハムシ探してるんですよ~」で、正気にもどりました。

その②:ゲンゴロウモドキ(Dytiscus dauricus)


6月と7月をまたいだ3日間の北海道採集にて。「最低でもゲンモは採ってやるんだ」という意気込みと「タダゲンモは比較的採りやすいって書いてあるしな」という慢心の元臨んだ採集でしたが、時期が悪いのか下手くそなのか、めちゃくちゃ苦労して2匹採ったゲンモです。憧れだったゲンゴロウモドキ属をヒグマに怯えながらGETして現地で叫びました、跳ねました。


その③:ヒメフチトリゲンゴロウ(Cybister  rugosus)


9月の奄美遠征にて約1年ぶりに目撃。(奄美でヒメフチは採集禁止です)
同行者たちに「あああああああほらヒメフチいるよ!!!あああああああああ2匹いるよ!!やべえよ!!幼虫も浮いてるよ!!」と狂喜してドン引きされた思い出。


その④:ヤシャゲンゴロウ (Acilius kishii)



参加者が濃すぎた岐阜遠征の際にゲンゴラーの神域と言っても過言ではない夜叉ヶ池にヤシャゲンゴロウを見に行ったらあっさりいてびっくりしました。世界でもここにしかいないヤシャゲンを拝めて感激。(国内希少野生動植物種に指定されているため採集禁止)
ヤシャゲン拝み記事

以上四選でした。
来年も素敵なゲンゴロウ達に会えますように。

2019年12月15日日曜日

ハイチュウ成分補充

今年もハイイロチュウヒ成分が欠乏し始めていたので見に行ってきました。
そのハイライトをクソ写真のオンパレードでどうぞ。

ハジロカイツブリ(Podiceps nigricollis

本ブログでは登場頻度がやけに高いハジロ君。今日も顔がコワい。サイコパス顔。
一方登場頻度低めな方。

タヒバリ(Anthus rubescens

色合いが渋くて好きです。可愛いし。
タヒバリ見てたらすぐ近所に…

!?!?!?
なんですのこれ!!!先日の台風で東屋が流されたんでしょうか…去年はこんなのなかった気がします…気がするだけかもしれませんが。

ジョウビタキ(Phoenicurus auroreus
エダ=カブリ

かわいいいいいいいいい
今日も今日とて尋常ではない可愛さを振りまくジョビ子さん。
可愛さの暴力。

上空を通過する猛禽。

チュウヒ(Circus spilonotus

近えぇ!
かっこよすぎるでしょ…

遠いのにアホみたいに目立つ白い鳥発見。

ミコアイサ(Mergellus albellus
遠っ。

遠さを表現するためにあえてノントリミングです。ウソですトリミングするのがめんどくさかったのとしちゃうとクソ写真だということがばれてしまうからです。
ミコちゃん、今日も♂はパンダしてます。

カンムリカイツブリ(Podiceps cristatus
ピントがあまあま

カンムリ君も白いっちゃ白いですよね。
 小休止ののち、ウォッチングタワーに到着。


はい、こちらウォッチングタワーの柱です。ここWTRS遊水地は先日の台風十九号で貯水池としての力を遺憾なく発揮し、過去最大量の水を貯水しました。この画像の柱の一番上の白い線(テープ的な)、あそこが貯めうる最大のラインのようですが、このラインに差し迫る量の水がここには貯水されたようです。現に周りの木の葉の色が、地上部からすくなくとも約三メートル(実際には四メートル近いかも?)の場所までは泥で汚れており、そのすさまじさを物語っていました。これはおそらくの話なのですが、限界点の白い線の少し下にある泥汚れのような二つの帯付近までは水が来たのかもしれません。ここが貯水地としての機能を果たしていなければ、自宅のほうも浸水していたかもしれませんし、(利根川が氾濫しかけていたため)治水事業の「凄さ」を実感しました。一方でこの遊水地建設のために立ち退きを余儀なくされた旧谷中村の住民の方々のことも忘れてはなりません。

話を鳥に戻しましょう。
ハイチュウを見るためにポイントで待機開始。今日は休日で晴天ということもあってか多数のカメラマンの方々がいらしていました。

ミヤマガラス(Corvus frugilegus

待っている間に今日は相当数のミヤマガラスを目撃しました。かなりの数が周辺に飛来している模様。コクマルは今回は発見ならず。

しばらくすると。

チュウヒさん登場。

そして午後二時を過ぎたころ。
 立っていた場所のすぐ近くからグレーの猛禽が飛び立ちました。
うおおおおおおおおお!!!!

ハイイロチュウヒ(Circus cyaneus

ハイチュウ、キタァァァァーーーー!!!

この時間に葦原から飛び出してくるのは想定外でしたがなんと真上を通過して去っていきました。なんかちょっと不意つかれすぎてロクな写真はないですが証拠はとれましたのでオッケーもいいところ。真上を飛ぶハイチュウをしっかり目に焼き付けました。
にしてもホントかっこいいカラーリングですよね。人気がでるのはしょうがないですよこれ。

そのごチュウヒのねぐら入りが活発に。

このチュウヒの体勢かっこええええええええ

 ハイチュウの♀も飛びましたよ。

ハイチュウ♀
腰が純白なのが特徴です。

メスはメスで大変カッコええでございます。
この後残念ながらハイチュウ♂は遥か彼方を飛ぶだけに終わってしまい、見るに堪えない証拠にすらなるか怪しい写真しかないためカット。
日没を迎えます。

今日のWTRSの夕刻は美しい。 

チュウヒはバンバン飛んでいます。夕焼けシルエットチュウヒ選手権開幕。

シルエットチュウヒその①

シルエットチュウヒその②

シルエットチュウヒその③

というわけで大変美しい絵面を眺めながら終了。また今冬もちょくちょくここには来ようと思います。