2022年9月17日土曜日

透明感

 先日、そういえば撮ってなかったコマツモムシを撮りました。


コマツモムシ

マツモムシなので当然水中では背泳ぎです。ですがいざ白バックとなると、背泳ぎでは背中側のカラーリングが見えません。というわけで陸上での撮影です。(普段見る姿はあの背泳ぎなので、若干違和感。)

透明感が素晴らしいです。かなり普通に見ることができる本種ですが、あんまり背面をしっかり見たことある方は少ないかもしれませんね。

コマツモムシ君が属するコマツモムシ属は8種。ついこの前、ムクゲチビコマツモムシが国内で初めて記録されたりもしましたね。この属、南西諸島にいくとドッと種数が増えて一か所で数種まとめて採れるということが少なくありません。僕は経験値的にこの属を見分けるのが苦手で、毎回とりあえず採ってきて顕微鏡でにらめっこしています。しかし関東ではいまのところ本属はこのコマツモムシ一種。安心して脳死で「コマツモ!」と叫べます。叫ばなくてもいいと思う

2022年9月10日土曜日

OYOGI

 めちゃくちゃ色々教えていただいて、とんでもなくカッコイイカタビロの産地に行ってきました。


うおわあああああああああああああかっけええええええ!!!うるさい


かっこよすぎるだろ!!!!

こちらのお方のお名前はオヨギカタビロアメンボ。
オス


メス

流れの緩やかな川などにいるようですが、産地は局所的で一般的には稀な種とされているようです。環境省RLではNT(準絶)。今回も流れがだいぶ緩やかな川岸付近で採れました。一緒にナガレカタビロやホルバートケシカタビロアメンボもいましたが、網に入った時点でその雰囲気の違いが一発でわかります。しかしカッコよくないですか。マットでダークな質感と、メスの腹部造形。想像してたよりだいぶかっけえっす。やべえっす。

2022年9月1日木曜日

ヒメのほう

 先日ちょっと川遊びする機会があったので石ひっくり返してシジミガムシと戯れていました。一般的な川遊びじゃない

以前から採集したことのある川でコモンとヒメの2種がいることが知ってはいたんですが、大抵コモンで、たまにヒメが採れる感じでした。しかし今回は…


あ、ヒメくせぇな。

ほぼほぼヒメくさいんです。みんな上翅が白っぽい。いやまだ交尾器見ていないので確定ではないですけど、十中八九ヒメでしょうこれ。コモンちゃんが全然採れていません。時期なのかなんなのか何も知らないので分かりませんが、面白いですね。

にしても相変わらずこの属はカワイイです。ルックス最高。