2023年10月21日土曜日

脱線その2

 脱線その2です。早く遠征記を書け

なんか最近身の回りで八重山に行っている人がめちゃくちゃ多く、その採集品を見せつけられて悶々としています。ぼくもいきたい。昨日その気持ちを和らげるべく、八重山(というか西表)のカタビロアメンボ画像をまとめてみました。余計行きたくなりました。

八重山カタビロ

国内には現在22種がいるカタビロたちのうち、半数以上にあたる12種が西表で採れます。しかもそのうち(今のところ)八重山の固有種がヒゲナガ、タカラナガレ、ヒラシマナガレの3種、国内唯一のRhagovelia で先島諸島にしか分布しない且つデッカイカタビロ枠(3.5 mm)のアシブト、国内だと西表でしか採れないウエノケシなどマニア垂涎の種まみれなのです。モリモト…?モリモトは…なんか採れないので…僕には聞かないで…

これらを主目的に西表に行く人が…います。いますよね?数人はいるはず。
僕は行きました。


2023年10月7日土曜日

脱線

 しばらくブログが更新できていなくてごめんなさい。学会に行ってそのまま遠征に行ったりコロナに罹って39度の熱にうなされていたりしました。家庭内でもらいました。不覚。今はインフルも流行りみたいですからね。皆様お気を付けください。

さて、本来なら奄美遠征の続きですが、ちょっと脱線。今回は最近しっかり集めだして今年撮ったヒメドロムシの写真をバンバン載せていこうと思います(いままで載せていなかったものだけ)。奄美記事でも触れましたが、昨年あたりからようやくコツをつかみ始め、この仲間が採れるようになってきました。オーソドックスな採り方自体は先駆者の皆様がネットにも書いてくださっているのですが、真似しても全然採れなかったので一人で「どういうこと??」と半分キレていました。迷惑オタクすぎる。 それが最近ようやく採れるようなり、採れだしたら今までほとんど手を付けていなかっただけにほぼ全て初採集という楽しさな訳です。

はい、じゃあまずは砂利をガチャガチャやって採れる系。

アカモンミゾドロムシ

普通にカッコイイ。関東では少ないのかしら??どうなんでしょう。九州ではいっぱい採れました。赤っぽい虫なんだからカッコイイに決まってるだろ!!

マルヒメツヤドロムシ

ちっっっっさいヒメドロ。ケシカタビロアメンボより体感小さい。この個体は多分新成虫?本来はもっと頭部が黒っぽい気がします。かわいい。

ツヤヒメドロムシ

こちらもカワイイ系。紋がカワイイ。すごくよく採れる。ツヤドロ系と一緒に大抵採れている気がする。
ツヤナガアシドロムシ

厳密には川底ガチャガチャ系ではなく、岩肌コケわさわさ系だと思いますが、ガチャガチャやっても複数採れているので許して。キベリナガアシとの見分け方がわからん。上流側で採れたのでツヤでしょう。許して。上翅の縁がちょっと黄色いのがお洒落。

ゴトウミゾドロムシ

今年のお気に入りヒメドロその1。小さめ。なんか現状採れても一個体ポロっと採れたりでイマイチよくわからない。胸の模様がカッコイイ…と思いきやこれどうも模様じゃないっぽいです。標本にすると真っ黒になってしまいます。ということはプラストロンなんでしょうか。

Heterlimnius sp. 

いわゆる「おぷちお」と呼ばれていた皆様のうちの誰か。(ちょっと前まで Optioservus という属名だった。) どうも同定がめためたに難しいらしいので属止め。各地で採っていて、なんとなく手元に2種いる気はするんですが、全く僕にはわからないです。助けて有識者~~。かっこいいのは確か。種内でも斑紋に変異があるらしいです。

はい次、流木系。

アヤスジミゾドロムシ

今年イチ嬉しかったヒメドロ。日本人が好きすぎるヒメドロと言われているとかいないとか。デカい(3.5 mm ぐらい)。綺麗。脚長い。神過ぎる。猛暑の中胴長履いてこやつが2個体ついている流木を見つけたときの感動たるや。

ヒメハバビロドロムシ

ヒメドロにしては短い脚、横に広い体型。可愛い系。源流の流木にポツポツついています。
こやつら、全身空気だるまになるので、ある意味最強クラスに白バックが難関です。(下写真参照)

もうこれこういうゆるキャラだろ。

こういうところ含めてかわいい。

最後に根際系を一種。いまのところこの根をガサガサするのが一番苦手かもしれません。
セマルヒメドロムシ

この前に案内していただいて採ったやつ。体型が独特すぎる!!また良い虫を採ってしまった…。流れがめっちゃ当たるヨシの根際(というかほぼ土壁みたいになっているところ)から得ました。

というわけで今回はこれぐらいで。離島のものなんかについてはまた別記事で載せると思いますのでね。その時にでも。