2019年6月25日火曜日

今年も


個人的には毎年恒例になっている某所のシマゲンを見に行く回。なんだシマゲンかと思うかもしれませんが僕の身近な水場にはとにかくいません。なので今年も出てるか見に行ってきました。

着くやいなやなんかイイ感じの湿地が。こんなとこ去年は無かったぞ?なんにせよ素晴らしい感じなので覗くとツブゲンゴロウが泳いでました。キクモっぽいのが水中にいっぱい生えてました。素敵。ちょっとここは今後どうなるか継続的に見たいところ。

荒んだ心は湿地で癒せ
はい、がっさがっさ。

シマゲンゴロウ(Hydaticus bowringii)幼虫

凶悪顔が泳いでたので掬ったら案の定シマゲン幼虫でした。幼虫といえばこちらも。

ツブゲンゴロウ(Laccophilus difficilis)幼虫

写真だと伝わり辛いですが奇麗な緑色。成虫も沢山確認できました。あ、成虫の写真撮るの忘れた

そして本日の主役。

シマゲンゴロウ成虫

かっこよいのおおおああああ!
結構いっぱい泳いでました。良かった良かった。

[朗報]ヒシバッタさん、水生昆虫になる。

/梅雨だねぇ\
二ホンアマガエル(Hyla japonica)

結局、見られた水生甲虫は、
シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、ハイイロゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、ツブゲンゴロウ、チビゲンゴロウ、コツブゲンゴロウ、コガムシ、マメガムシ、ヒラタガムシの類あたりでしょうか。あとタイコウチとコオイムシは出た。

一応写真に撮れるサイズのゲン達はいつものなんちゃって白バックで撮ったよ。

ハイイロゲンゴロウ(Eretes griseus

相も変わらずハイイロ君は撮影中にも水面から飛び立とうとするしくるくる泳ぎだすしで撮り辛いのこの上ないです。動きがうるさい
さすが高機動型ゲンゴロウ。おめめはくりっくり。

ヒメゲンゴロウ(Rhantus suturalis

渋いぜヒメゲン。

コシマゲンゴロウ(Hydaticus grammicus)

ほんとカワイイと思う。うん。直球

シマゲンゴロウ(Hydaticus bowringii

かっこいいの化身。シマゲンゴロウ属やっぱ神だわ。

2019年6月21日金曜日

せまる

 あ、なんかなんていう名前かよくわからないシートの周り、びちゃびちゃしてるじゃん!
このシートの隙間を覗くと…

いた。
セマルガムシ属(Coelostoma)のどっちか

どっちかというのはですね、分布的にセマルガムシヒメセマルガムシが被ってるからなんですね。しかもこの二種なかなかに同定が難しい。今どっちか探ってるので続報を待て。同定し終わってから投稿しろ
本属はもう1種じゃなくて2種、ニセセマルガムシなるものが八重山から記録されているのと、コガタセマルで、2013年に未記載種ということで報告ありです。
よって日本産の本属は四種ということになります。
※コガタセマルが漏れていたので追加しました。
セマルガムシ属の皆さんは半水生といった感じでこういうびちゃびちゃした感じのところで暮らしています。泳ぎは下手です。
田んぼの水際とかでトコトコしてるイメージですが、こういうところにもいるんですね。

見つけられてダッシュするセマル

にしてもセマルかわいいんですが。平仮名で「せまる」からもうかわいいじゃん。

2019年6月16日日曜日

( ゚Д゚)

先日記事にした、ゲンゴロウかもしれないなあとか言ってた水草の茎のなかの卵ですが、正解が出ました。

結果は...?









クロスジギンヤンマ(Anax nigrofasciatus)?のヤゴ


( ゚Д゚)

いや、まあ発生が進むにつれてうすうす勘付いていましたけど。発生が進めば進むほどゲン臭がトンボ臭になりましたからね。
よく考えたらこの水草採った水場、クロスジギンヤンマが産卵にきてたんですよね。なので十中八九クロギン幼虫かと。かわいいですね。
そいつらの卵が入ってるのを確認せずに洗っただけで水槽に入れたもんですからてっきりゲンが卵産んだのかと思い込んでいました。筆者の雑魚っぷりが久々に炸裂

というわけで、正解はクロスジギンヤンマ(?)でした~

ーーーーーここから苦し紛れのゲンゴロウ話題ーーーーー

リュウキュウセスジゲンゴロウ(Copelatus oblitus

写真をこちらにあげ忘れておりました。名前の通り背中にスジが入っています。日本には屋久島、トカラ、奄美、沖縄、八重山諸島に分布しています。この個体は奄美で過去に採集した個体で、アマミシリケンイモリがうじゃうじゃいる道路脇の側溝にいました。不安定な水場を好み、雨上がりの道の水たまりなんかでも見ています。南の島にいかないと採れないですが、たいてい現地滞在中には遭遇する感じです。大きい種類ではなくサイズは5mmぐらいですがよく見るととんでもなくかっこいいですね。

2019年6月14日金曜日

すいすい~

あ、ナミゲン君がこっちに来た。


すいすい~
水槽が汚いぞ


やっぱ眼がいいよね眼が。

2019年6月7日金曜日

幼虫ガチャ

そういえば先日我が家の水槽で産卵したやつがいたようで、水草のなかに卵が産み付けられていました。

産卵直後

可能性があるとすればナミゲンかシマゲンかマルガタだと思いますが、ナミゲンにしては卵が短いように見えます。でもシマゲンって水草の表面に産み付けるんじゃなかったでしたっけ?じゃあマルガタ?えーでもマルガタはこの前プールで拾った♀一個体だけですよ。交尾済みだったら可能性ありますけどね。

さーて発生は進むのかなあ。しないかもなあ。


と、思っていた時期が僕にもありました。
 本日の様子↓

now!

発生進んでますね。
今回十数個は確認してるんですけど他の卵も同様に眼が見えてきていました。

いやーこれマルガタだったらどうしよ。あいつの幼虫ってミジンコがメイン食ですよね?きっつ。地獄かもしれねえなこれは!

2019年6月1日土曜日

お子様

庭の柑橘の葉にアゲハのお子さんがいました。

(ナミ)アゲハ(Papilio xuthus)幼虫

多分日本で最も有名な幼虫なんじゃないですかね。キュート。
アゲハの幼虫って触ったりすると肉角ってくっせえやつをだすんですよね。恒例ですがやってみましょう。

/オラァ!触ってんじゃねぇぞオラァ!\

すいませんでしたーー