2020年12月10日木曜日

IROMTの水生昆虫 その3

 今日は大きなヤツで行きましょう。

コガタガムシ Hydrophilus bilineatus caschmirensis

か”わ”い”い”!!
この角度睨まれているように見えるのたまらないですね。ヘンタイ性の高いコメント
コガタガムシさんにご登場いただきました。大きさは25mm前後。でっかいです。写真だけで見るともっと大きい無印ガムシと変わらない見た目ですね。今回は休耕田で一個体だけ泳いでいるものを採集できました。分布自体は本州~南西諸島なんですが、本州では激減しているようで採集は難しいと思われます。絶滅危惧Ⅱ類(VU)なので、沢山採るのはやめましょう。今回採った休耕田(許可有り)は後々紹介する他のゲンゴロウや水生半翅も非常に多く見られました。素晴らしすぎて死ぬかと思いました。逆にいえばああいう環境が過去には沢山あったのかと思うと心が痛かったりもします。

はい、話を戻しましょう。コガタガムシの特徴はガムシのガ(牙)。

ガムシのガ(牙)!

後胸腹板にあるトゲ(ガムシの牙)が非常に長いんですね~カッコイイポイント一億点。サイズ感で無印ガムシと見分けられますが、困ったらここを見れば一発というわけです。(ちなみに無印ガムシは後脚の付け根よりちょっと長いぐらいです)
というわけで主に南の島で大きいガムシが泳いでいたら腹面をチェックだァ!!
しかしこの手の大きいガムシ、めっちゃ撮影が難しいです。前に記事にしたティッシュ戦法を使っても、つかんで落ち着いてはくれるのですが、浮力が大きいようでティッシュごと浮いてきてしまい上翅の一部が水面上に出てしまいます。今回の白バックはかなりマシに撮れた方です。なんか良い方法ないんでしょうか…

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