2021年3月23日火曜日

しばしの別れ

 カナヘビがうろちょろしてますねえ。どういうイントロだよ

ナガメ

ナガメも飛び始めているし本格的に虫のシーズンに入って来た感が出てきました。冬鳥がしばしの別れになってしまいますし近所を歩いて見てきましたが既にジョウビタキは見つからず。渡る前に「じゃあね~」とか言ってくれるといいんだけどなあと毎年思いますがそんなわけないのです。というわけでカモメイン。

オカヨシガモ

相変わらず美しいカモ。

この冬は一番自宅から近い池に例年より多く来てくれたこともありその渋い美しさを堪能することができました。また寒くなったらお会いしましょう。

ハシビロガモ

コガモ

ハシビロさんも、コガモさんも、今日は木陰に隠れてまともに見られなかったマガモさん達も間もなくしばしのお別れ。

シジュウカラ

シジュウカラさんもしばしの…ではなく年中いてくれます。新緑とシジュウカラ、イイ感じ。

ダイサギ

ダイサギの目先が緑色になっていることに季節の進みを感じます。(婚姻色)
冬鳥が去ると少し寂しくなりますが、徐々に来つつある昆虫達の本格的シーズン到来を楽しみに待つことにしましょう。

アメンボ Aquarius paludum paludum

2021年3月16日火曜日

推しアメンボ登場

 あったかい。あったかいので、というよりか予定してたんですけど地元で水生昆虫たちがどうなってきたかを見たかったので水辺をうろうろしてました。
まあーもうちょっとかなあという感じはありますが、確実に水昆かどうか問わず虫の出は多くなってきてますよね。

某アメンボが去年いた水辺へ。

あああ!!います!いますねぇ!!

エサキアメンボ Limnoporus esakii

くうううううううううううううう!!かっちょいいい!!
我が推しアメンボ、エサキアメンボさん登場でございます。去年散々記事に出てもらいましたがやっぱりカッコよさが尋常じゃないですよこやつ。スタイリッシュすぎる。少なくとも本州のアメンボでカッコよさでいえばエサキを超える種はいないかと個人的には思います。ちなみにカワイイ部門はババアメンボだゾ!聞いてない
北海道にエサキと同属のセアカアメンボってのがいてこれがまた超絶カッコよいだろうという気しかしないんですが未見です。北海道行きたい。
エサキはヨシとか抽水植物がめっちゃ生えていてもうそれはそれは夏場になると茂っちゃてアクセスし辛い水場にいるアメンボなんですけど、この時期であればヨシも大変なことになっていないので観察しやすくてイイね!です。
というわけでアメンボシーズン開幕~!!楽しくなってきましたよおおおお

オマケ

水面に飛び込んでしまったヒメギスの幼虫さんを救出しました。かわいい。
飛び込んでしまったというより僕が池を覗いたせいで飛び込ませてしまったんですけどね。ヒメギスかっちょいいですよね。黒いのが良い。

2021年3月10日水曜日

新ページ

 なんかだいぶ日本産カタビロアメンボ科の写真が揃ってきたので、写真集的な感じでとりあえず雌雄と長翅型を各種のっける写真集みたいなのを作りました。→こちら
サイト右側のとこにもつけておきました。押せば飛びます。

ってもまだまだコンプには遠いので、とりあえずという感じです。ページにも書いてありますがまじで素人がやっているだけなので参考程度にどうぞ。なにか間違い等ありましたらご指摘ください。なんで無印ナガレカタビロの♂の写真がないのか。
名前がない種はまだ採っていないということです。採り撮り次第追加しますね。


2021年3月2日火曜日

鍋蓋

 先日地元の生き物仲間から「川で貝探してたら丸い水生昆虫採れたのであげる~」と連絡を頂いたのでナベブタかなあと思ったらナベブタでした。

ナベブタムシ Aphelocheirus vittatus

かわいいいいいいいいいいいいいいいおおおお!!
ゆるキャラ感のある顔が素敵です。10mmぐらいです。鍋のフタみたいな形だからナベブタムシです。素敵ネーミングです。川底が砂礫っていうんですか、そういうところにいます。川じゃなくても底が砂礫であれば水路とかにもいるようです。水中の酸素を直接そのまま取り込めるので水面に浮上する必要がありません。強すぎです。長翅型も出るということなのですがいまだ見たことがありません。かっこいいらしいです。いずれ採ったら紹介しますね。
にしても久々に生きたものをみました。じっくり見て思ったんですけどこんなにかわいかったんですね。自分で採ったのはまだ水生昆虫に興味とかないときに川遊びで偶然見つけた以来とかそのレベルです。そのあと図鑑で名前を知りました。流水性の水昆戦闘力が皆無

ナベブタムシも水生半翅とよばれる仲間で広く言えばタガメやミズカマキリと同じ仲間になるんですが、あの手の方々の前脚って獲物を捕まえるために鎌状になってたりするじゃないですか。あれがカッコよさを増幅させますよね。ナベブタムシはどうかといいますと…

なってません。
脚もかわいい。

ナベブタは待ち伏せて鎌状の脚で一発とかそういうスタイルじゃないのです。流水で生活して川底にいるんですし流されないように石等にしがみつけるようになってるんでしょう。

口吻ながい。

こちら獲物(水底の生き物)に突き刺す口吻。他のメジャー水生半翅と比べると長いですねえ。長い口吻て見てると興奮しますよね。吸われたい

国内のナベブタムシ科はナベブタのほかにトゲナベブタムシとカワムラナベブタムシが記録されているんですが、トゲナベブタはド珍品、カワムラナベブタに至っては絶滅した可能性があるという悲しい状況です。トゲナベブタはいずれ採ってみたい種です。絶対カッコイイ。

というわけで相変わらず身のないナベブタの記事でした。川で円盤状のカワイイのが採れたらこの子です。今度また探しにいきたいと思います。