2023年1月28日土曜日

誤同定おじさん

先日「ホンシュウセスジダルマガムシがコンクリートブロックにいっぱいついている川」に行ってダルマガムシを採りに行きました。んで1個体だけっだったんですが、無事採れました。僕は何も考えずにこいつの写真を撮り、「へ~~ホンシュウって小さいって聞いてたけど割とサイズあるんだなあ」とか思っていたんですが、採れた岩がまんま過去にホンシュウがいた岩だったらしいこともあり、ろくに検索表も見ず、下の写真を喜々としてホンシュウとしてついったらんどにアップしました。

すると無印セスジに見えるとのご指摘をいただき、改めて確認してみたところ、もうまず上唇に切れ込みはないし、やっぱでけえし、光沢もあんまりないし、前胸背板の形も無印っぽいし、上翅の白い毛はしっかり生えてるし、もう無印の気しかしません。何一つ合ってないやん。

上唇に切れ込みがないじゃねえか!!

やっちまいました。確かに無印セスジのようです。無印セスジといえば川の横にできた水たまりのアオミドロをかき混ぜて採るものだと思っていましたが、越冬はこういう人工岩とかでやるんでしょうかね。



ちゃんと同定しろ馬鹿野郎!!!!

 

2023年1月21日土曜日

虫屋の天敵

 先日家の洗面所の壁に虫屋のある意味天敵ともいえるヤツがいました。

カツオブシムシの何かの幼虫

ヒメマルカツオブシムシだと思うのですが幼虫の時点で種同定できるんでしょうか。似たような種がいるのかすら不明。教えて有識者
標本を食べちゃう害虫なので、虫屋の天敵。幸い我が宝のウミアメンボBOXに被害は無しでした。にしてもルックスがすげえ。脱皮殻が残っていたり幼虫が歩いている標本箱を見たのは何度もあるんですが、こんなにしっかりじっくり幼虫を見たのは初です。よく見たら割と脚がかっこいいし。
まあこの虫自体はすごく普通にいる虫ですし、家にいるってのも珍しいことではない気もしますが、改めて標本の管理には気を付けたいところです。


2023年1月15日日曜日

初採集

 2023初採集に行ってきました。この時期に何を採集すんねんという感じかもしれませんが、水生昆虫は冬でも採れます。なんなら冬のほうが採れるやつとかいますからね。今回はそのターゲットをとったことある人達に案内してもらって、やってきました。

クマタカ

まあ、虫採りしに来たのに、車降りたらすぐクマタカ出たので、大興奮だったんですけどね。冷静を装ってた。かっこよすぎるだろ。


今回のターゲットがいるのは、こういう沢。探し方のコツを教えてもらって、岸際の落ち葉をめくると…
ヨシトミダルマガムシ
(の可能性が極めて高いもの)


で、でたああああああああああ!
可能性の話をしているのは、まだ交尾器を見ていないからです。まあこの沢で去年採れているのはヨシトミらしいので間違いなさそうですが。思っているより大きいし、黒いですねえ。なかなかイカした虫ですわ。結構ぽろぽろ採れる感じでした。僕が採ったのは全て落ち葉についていました。

コクロマメゲンゴロウ
(の可能性が高いもの)

同じ沢にはこやつも。まあ交尾器見ていないので…。いやこの採集地近辺はコクロマメばっか採れるんですよね。

ゴマダラチビゲンゴロウ

ヨシトミダルマが採れた沢が流れ込む本流にはゴマダラチビゲンゴロウも。かわいい。黒に黄色はかわいい。なんかめちゃくちゃ久々に見たような…他にもこの本流にはモンキマメゲンゴロウとマルガムシという流水普通種勢がいました。久々になんかしっかり水昆を見ることができてヨカッタ。同行してくれた皆様ありがとうございました。

2023年1月9日月曜日

カラスっていいよね

 一瞬だけカラス達を見に行ってきました。


いたいた

田んぼに降りてねーなーと思ったら木の上にいました。


ミヤマガラス

毎年恒例ミヤマガラス。今日は数十羽。


コクマルガラス


んで鳴き声で存在がバレているアイドル枠のコクマル君も数羽。かわいい。秘技エダ=カブリを発動

ミヤマコクマルに限らずですが、カラスって、いいよね…(同意を求める顔)

2023年1月2日月曜日

2023


みなさま、明けましておめでとうございます。本年も当ブログをよろしくお願いいたします。うさぎ年なのでアマミノクロウサギと跳ねるということで奄美のカエルたちを。カエルは右から、オットン、アマミイシカワ、アマミハナサキです。

今年もマニアックな変態性の高い内容の記事をちまちま書いていきたいと思います。