2023年9月3日日曜日

AMAMI DAY3

 3日目は朝からダッシュでとある湿地へ。奄美に行くたびに行っている湿地なのですが、いっつも水中と水上に気を取られすぎていて全然ちゃんと探していなかった某トンボを探しに行きます。

オキナワチョウトンボ(左)&タイワンウチワヤンマ(右)

無数のトンボたちが飛んでいます。その中から目標のトンボを探すこと数分。


いた。

いたいたいた!!!


ハネナガチョウトンボ

ハネナガチョウトンボ!!思いのほかデカい!!めちゃかっけえ!!
本種は国内ではこの湿地にしか生息しません。台風か何かで東南アジアから飛ばされてきたものがこの湿地に定着したと言われています。


びゅんびゅん

高速で飛び回っては一瞬止まってを繰り返しています。たまに他のトンボと揉めています。
本種は種の保存法の指定種なため採集できません。というか生息している湿地そのものが条例で採集禁止になっています。この湿地は水生昆虫的にも激アツで、来るだけで精神がみるみる回復していきます。暑さを忘れて楽しんでしまいました。時間はないのに。


次地点への移動中、途中に行きつけの側溝パワーワードすぎるがあるのでよっていきました。ここはカタビロアメンボがいっぱいいるのです。ふと水中を掬っていると、見慣れないガムシが網に入りました。

こ、これは...?

アマミヒメマルガムシ

う、うわあああああああああああああああ!!アマミヒメマルガムシだああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
今年になって記載されたばかりの新顔ガムシ!!南西ヒメマル三人衆の一角!!発生時期が極めて限られているという噂があるようです。本種の記載文はネットで誰でも見ることができます。(リンクはこちら。
このあとこの側溝内の落ち葉をかき混ぜると浮いてくることがわかりました。数個体確保。
ネット上にはおそらく本種の生体の写真が存在していない可能性が高いです。というわけで人類が初めて目にする本種の生体写真です。(大袈裟)
というかルックスが良すぎるだろ!!動きもめちゃくちゃ可愛くて、もうあっという間に虜です。予想外の出会いに奇声をあげつつも島を北上。


昼飯時になったので鶏飯を食べにひさ倉さんへ。初日に寄ろうと思っていたものの、バカみたいな混み方をしていたので空いてそうな平日に来ました。それでも夏休みシーズンなのでちょっと待ちましたけど。うめえ。うめえんだわ。最高なんだわ。

エネルギーを補充したので少し海へ。


到着後、さてサンゴミズギワでも探すか~と思った矢先、豪雨。どうして。ちょっと嫌になるレベルの豪雨!!車に撤退するものの、なかなか止まない。んんん…
このあとツイッターの知り合いの皆さんと川で合流の予定なのではやく止んでほしいんですけど…と思っていたらもう目的地に行かないといけない時間に。くやしい。

川で数名と合流。目標は某ヒメドロムシ…なのでひたすら根際をガサガサ。
ガサガサ…ガサガサ…ガサガサ…採れない…採れるのはいつものアイドルエグリタマと、リュウキュウムナビロツヤドロムシ。

リュウキュウムナビロツヤドロムシ

くりくりおめめ。君もカッコイイんだけどね!!なんだかんだようやく新鮮な個体の写真が撮れました。金ピカ。しかし狙っているのが採れない。時期も場所もあっているはずなのに…。どうして。気分転換に川底の石をがちゃがちゃやったら、別のヒメドロが採れました。

アマミミゾドロムシ

おい。かっこよすぎるだろ!!!!
黒×黄色は反則なんだわ!!!!おい!!!!おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!!!
ヒメドロ、採れるようになると滅茶苦茶楽しいですね。今までちゃんとやってこなかったのを悔やむレベルには楽しい。最近は川に入るたびにやりまくっております。本種は夏に出る奴らしいです。個体数は多めで、割とぽろぽろ採れました。

そうこうしてたらタイムアップ。むしとりがへた。本日の夜探はまたツイッタらんどのフォロワーの方と合流してなのである。へへへへ。

皆さんと合流して林道へ。

アマミハンミョウ

葉上で休んでいるアマミハンミョウ。素敵。

オットンさん。

クソデカオットンさん。こんばんは。

アマミハナサキガエル

そういえば今回撮ってなかったハナサキさん。明るいうちに降った雨のお陰かカエルが数多く路上に出ていました。

ここでまた豪雨。いやもうそんなに降らなくていいので…と思った矢先!!

ハブ

ホンハブきちゃあああああああああああああああ!!!!
恐る恐る遠方からパシャリ。酷い写真ですが、証拠写真ヨシ!!めっちゃくちゃカッコイイ!!コロナ禍以前に会って以来の再会でした。豪雨の中でしたが何も考えず道を飛び出しびちょびちょに。いやそんなことがどうでもなるカッコよさ。このあと森に消えていきました。

山を徐々に下ります。そういえば今回まだイシカワガエル見てないなと話していたらぴょんぴょんしてました。

アマミイシカワガエル

ほええええ…やっぱ綺麗じゃあ…
背景がコンクリじゃないのが良し。やっぱりオキナワイシカワよりはるかに見つけやすいですね。

まだ続く豪雨。もういいんですけど。

あーーーーっと、ここで前方路肩に黒い毛玉です。

全身で豪雨浴びてるやん。

すいません。アマクロさん。もう少し奥に木陰はあると思うんですけど。
そこに行けば雨よけられますけども。なんでそんな直に浴びるとこでぼーっとしてるんですか。浴びたいのかな。シャワー的な。


いや逃げないのかよ!!!!!
というか雨浴びて目シパシパしてるじゃん!!なんかちょっと雨がめんどくさそうな顔してるじゃん!!ていうかこの雨は人でも当たったらちょっと痛いやつだよ!!(なおこの個体がケガをしているわけではなさそうでした)



奄美は生き物が割とぼーっとしています。
夜の林道は、ゆっくり走ろうね!! 

3日目終了。お付き合いいただいた皆様ありがとうございました。

2023年8月5日土曜日

AMAMI DAY2

 


2日目。この日は朝から瀬戸内へ。ここからフェリーで半日だけ加計呂麻島へ。少し用事と確認しておきたいことがあって。

於済のガジュマル

加計呂麻はガジュマルがでけえ。そんなイメージがあります。

これは”良い”カタビロの長翅。帰宅後撮影。
むしとり確認ヨシ!!

はい、虫とりはしています。してるって!!ほんとにしてるよ!!

確認したいことは無事完了。ブログでは書かないですが、良い感じでした。ふふふ。


しかし加計呂麻、全ての景色が良い。いちいち良すぎて全然前に進めない。

ウミアメンボ幼稚園

途中、昨年見つけて降りれることがわかった入り江にもよってみました。ものすごい数のウミアメンボたちが群れていました。

ケシウミアメンボ

岸際にはケシウミアメンボも。アカショウビンやかすかに聞こえるオオシマゼミの声を聴きながら誰もいない海辺でぼ~っとこの2種を眺めている時間のなんと贅沢なことか。もうここで死にたい。迷惑。

武名のガジュマル

加計呂麻はガジュマルがデカい。(2回目)
いやほんとに。わけわかんないぐらいでかい。すごい。加計呂麻に行く人は絶対見に行ってください。


しかし加計呂麻、全ての景色が良い。(2回目)こんなのがふらっと現れる。ずるい。
結局こういうことしてたら、フェリーの時間になってさらば加計呂麻。任務は終えたのでOK
。また来ます。


大島へ帰還。帰還後はまずこちらへ。世界遺産センター。オープンしてから来ていませんでした。展示の写真は掲載していいのかわからないので載せませんが、壁にバーンと映し出される映像が美麗。15分ごとに昼と夜が切り替わる演出になっていて、実際に森に入ったかのような体験ができます。なんかタブレットみたいなの操作して動物(剥製)を見つけたり鳴き声が聞けたりします。かなり能動的な展示でした。入館無料でサクッといけるので是非どうぞ。

このあと、ツイッターの知り合いの方と合流。水昆ポイントを案内して頂けることに。

マルケシの誰か。後日同定します。



トビイロゲンゴロウ

などなどと戯れました。最高。マコモ田の横に川があったので寄って行きました。

お、砂利っぽいじゃ~~~ん?

となればやることは1つ!!かき混ぜるよなあ!!!!
多数のアマミコチビミズムシがわちゃわちゃしているけど、その中から浮いてくる浮いてくる。
ツヤヒラタガムシ属の誰か。

これ、リュウキュウツヤヒラタじゃない!!!図鑑でもその存在が書かれている未記載のやつだ!!赤い!!カッコイイ!!!

続けているとさらに小さいものも…

ビクトリアダルマガムシ

ビクトリアだ!本州でよく見かけるミヤタケダルマよりさらに小さい!!良い!!
ううふふふふふ、やっぱりかき混ぜるのは楽しいねぇ…
そうこうしていたら真っ暗になっていました。妖怪川岸砂利かき混ぜ

そのままの勢いで林道へ。

大ミス。

早速アカマタがお出迎え。失礼しました。設定がミスっていて大変なことになってしまいました。

アカマタ

うへえっへええへへへ…。かっこいいねえ...。

オットンガエル

オットンちゃんだ。でっけえ。このどっしり感が好き。

なんか色々ゴミが顔についてますよ。

すき♡。テンションきも。

車の前でぼーっとしているクロウサギ。

最早安心感のあるアマミノクロウサギをみつつ終了。
楽しいねぇ!!楽しいね奄美ねえ!!!(この世の真理。)

3日目へ続く。

2023年7月23日日曜日

AMAMI DAY1

 就活の決着を受けていてもたってもいられなくなり奄美に行ってきました。二週間前にプランを完成させたら誰も来てくれなかったのでソロです。どうして。人望がねえんだよ。

というわけで昼着の飛行機でレッツごー。途中伊豆諸島が綺麗に見えました。

伊豆諸島。伊豆大島から三宅島まで写っています。
(一番手前が三宅島)

昼過ぎに奄美に到着。レンタカーを借り、名瀬にある宿のチェックインまでに少し時間があるので、ゆっくり向かうことに。ビッグツーで買い物を済ませて、ついででいける二つの海が見える丘へ。

すばらし。
木のデッキ内は立ち入り禁止だぞ。



ちょっとした道に普通にド絶景があるのが奄美。というか南西諸島。はやくむしとりしろ。

郵便局に予め送っておいた胴長を受け取って、宿へチェックイン。勿論贅沢なんてできるわけがないので安いウィークリーマンションを取りました。風呂に入れて寝れて白バックが撮れればいいのです。

宿を出ると16時。ぼーっと車を走らせることにしました。
国直海岸につきました。虫とれよ!!!

国直海岸


国直のフクギ並木

いや、国直が個人的に好きなんですよ。そういうことです。
さすがにぼーっとしすぎたのでちょこっと沢へ。ようやく虫採りだした。

エグリタマミズムシ(幼虫)

んんんんんんんんんんんんんんんんんんんん。
根っこをがさがさするとあっさりエグリタマが。もう何度も当ブログで紹介していますが、相変わらず最強の可愛さです。国宝。これがあっさり採れるのが最高です。
エグリタマと戯れていたらすっかり暗くなったので夜の部へ。

とある水辺へ向かい、着いてトビイロゲンゴロウを眺めているとカエルの大合唱が聞こえてきます。
鳴き声のするササの茂みを覗いてみると…

ハロウェルアマガエル

ハロウェルだあああああああああああああああああああ!!かわいい!!
ようやくちゃんと姿を撮ることができました。

めちゃくちゃ良いやん。最高じゃん。

ハロウェルをもってして奄美のカエル全ての撮影ができた形になりました。やったぜ。
しかもなんかいっぱいいたし。一匹見つかるとそのあと沢山見つかるヤツでした。

その後は林道の端になぜか置いてありがちな水のたまったバケツみたいなやつにいるリュウキュウカジカを撮影したりして初日終了。

リュウキュウカジカガエル
浴槽から出たとこみたいになってる

いやこいつ初日とはいえ虫採り全然してねえぞ!!大丈夫なんかこれ。二日目に続く。

2023年7月15日土曜日

マダラ

 

マダラケシカタビロアメンボ♂


マダラケシカタビロアメンボ♀

マダラケシカタビロアメンボを撮り直しました。写真だと伝わらないですが♂の小ささはピカイチです。まじでちっせえ。1.1 mmとか。にしても♀の美麗さよ!!この青白い毛がたまりませんな。ケシカタビロアメンボ、ホルバートケシカタビロアメンボに次いでよく見る種で、植物が豊富な水場で見かけますが、これだけの美麗種が身近にいるというのは、大変に素晴らしい限りです。こういう小さい虫を見つけられるようになると一気に水場の情報量が増えるような気がします。楽しいよ。沼への誘い

2023年7月9日日曜日

飼えている

 


この前採って来たハセガワダルマガムシ、これ飼えるんだろうかと思って適当にそれっぽい飼育セットを組んでみました。なんか飼えています。適当すぎる。
基本的には岩の表面でじっとしているだけですが、なにぶんルックスがすさまじく良すぎるので、写真に撮ると画になっていいですね。しかしハセガワダルマガムシというかこの属の虫達、ちょっと前までは全く見えていませんでしが、結構どこにでもいることがわかって来て楽しいです。もう最近川を見るたびに「あ~まあハセガワはいるだろうなあ」みたいなことをぼやいています。こわい。

2023年7月1日土曜日

デカすぎ

 

ケスジドロムシ

でっけえええええええ!!でっけえ!!でかすぎる!!でっっっっっか!!でっけええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!

日本最大のヒメドロムシ、ケスジドロムシを見つけました。体長は約5 mm。5 mm!?でかすぎる。でっけえええええええええええええええええ!!
実際は長い脚もあるので5 mmどころじゃないサイズに感じます。でっけえええええええい!!

んで、デカさは勿論まあ見た目が訳わからんぐらいカッコイイ。流木についていたのを発見した時は変な声が出ました。かっけええええええええええ!!

掴まる力も半端ありません。指にくっつけたらなかなか取れない。今回は中流域の割と流れが速い場所に落ちていた流木やヨシの根際から得られました。

でかい!!かっこいい!!神!!神神神神神神神神神神神神神神神神神神神!!うるさい

2023年6月24日土曜日

復習用


個人的なホンシュウセスジダルマガムシとハセガワダルマガムシの前胸背の比較画像。この仲間は個人的に初心者も良いところで、あまり採集経験もありません。この2種はどうも混じって採れることもあるようなので、並べてみました。確かに図鑑通り、前胸背の形状も違いますし、くぼみの有無も違います。まあ実際に標本を並べてみるとハセガワのほうがだいぶデカいので、慣れてくれば野外でも全然どうにかなる気がしますね。こうなってくるとナカネダルマガムシが採りたいところです。

にしてもカッコイイなこの虫。世界の真理