2020年1月25日土曜日

とんでもねえ図鑑

去る1月23日、水生昆虫業界待望、いや全世界待望の図鑑が発売されました。
その名も、


ネイチャーガイド日本の水生昆虫

文一総合出版から。
著者・協力者の方々もレジェンド祭りみたいな状況になっておりましてまあ大変に豪華でございます。正直このブログで取り上げるの失礼なレベル。

僕は歴代の水昆書を周りに置くことによって、本書を召喚することに成功しました。



もうね、表紙のマルコから素敵ですよね。エグリタマミズムシは可愛いし。最高ですね。
気になる中身ですが、一言でいえば、狂気です。
なにせ、現在日本から記録のある真水生の水生昆虫(コウチュウ目・カメムシ目)を全てとりあげているのです。先日大きな衝撃をうんだコブオニガムシも、熱狂的なファンの多いヒメドロムシも載っちゃているわけです。(+αで半水生のコウチュウ目・カメムシ目の昆虫も少し載っているぞ!!)
しかもほとんどの種の写真が生体写真。びっくり生体・しっかり生体。さすがにUMAクラスの種(ギフムカシゲンゴロウとか)に関しては標本写真ではありますが、これらは載っているだけで奇跡みたいなところがある気もしなくないので、ありがたいことこの上ありません。メクラケシゲンゴロウの生体写真載ってるんだぜ!意味わかんねぇよな!!
そしてなんと、巻末には同定に役にたつ検索表がついてきます。やべえやべえ理解追い付かねえぞ。これで今まで採った種でで、「ちっさくてわかんねえよ…どこで同定すんだよ…」みたいな水昆も同定できます。また本書は同じく文一総合出版から先に出ている、ゲンゴロウ・ガムシ・ミズスマシハンドブック、タガメ・ミズムシ・アメンボハンドブックと互いに補完するような形になっていますので、例えばゲンゴロウの幼虫の同定を詳しくしたいなんてときは、ハンドブックと一緒に見るとよいと思われます。
さて、ここまで読み進めた未購入の方、
「でもお高いんでしょう?」
と思われているかもしれませんね。
はい、お値段ですがなんと。
5500円!!!!!!!


実 質 タ ダ !

まじでこの中身でこの値段はタダですよ。というわけで、一家に一冊レベルのとんでもない図鑑が発売されていしまいました。水昆屋の方は新たなバイブルとして、そうでない方も入門用の一冊として最高です。実質タダだし。

2020年1月19日日曜日

ゲンゴロウのもぐもぐ

最近ついったのほうで、#ゲンゴロウのもぐもぐは最高に萌える という比較的狂気じみたタグをつけてゲンゴロウのお食事写真をあげてたんですが、まとめてみたいという方もいらっしゃるかもしれないので、こちらにもあげておきます。需要はあるのか?


もんじいいいいいい!!!

マジモンジいいいいい
はやらせたい

ヒメゲン

↑この写真めっちゃ好き。

ゲンモ

コガタノ
コシマ

どうですか皆様、可愛くないですか。
エサのサイズにもよるけどちゃんと脚で握ってかじるんですよ。
萌え要素しかなくないですか。んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

一大ムーブメントになんないかな。ならねえよ。
まあでも、まずは知ってもらうことからですからね、最初はやはり、こんなにカッコイイんだぞ、カワイイんだぞっていうのからのほうが間違いなく布教の効果は高いでしょうし。そっからこう水昆たちの現状なんかを深く知ってもらうのがいい流れでしょうかね。(自論)
きっかけとしての、単純なカッコよさ、可愛さは重要だと思います。

2020年1月13日月曜日

2日ぶり

はい、遊水地にて今季二回目のハイチュウアタックしてきました。

ヒドリガモ(Anas penelope

めちゃくちゃかわいいからこっち見んといてや~

ジョウビタキ(Phoenicurus auroreus

見返り美人のジョビ子。最高にカワイイ。
というか今年ジョビ子ばっかなんですがナンデぇ!?
今日は五個体ぐらいみましたが全てメス。オスを見ないというわけではないですが少ない気がします。

遥か遠くに。

ミコアイサ(Mergellus albellus

遠いけどパンダ。今日もパンダ。雌雄合わせて十個体以上いました。

カンムリカイツブリ(Podiceps cristatus

比較的近くにいたカンムリ君。カンムリ君なんかインテリオーラでてません?インテリ感ありません?どう?うるさい

赤い鳥発見。

ベニマシコ(Uragus sibiricus

おんなじ木で実をたべてました。最初は気づいていたのは数人でしたがあれよあれよと人だかりになってしまったので身を引きました。赤い鳥おそるべし。

さて、猛禽待ちポイントにやってまいりました。

ホオジロ(Emberiza cioides

丸いホオジロ君カワイイ。

四時前頃ハイチュウ登場!!遠いけど。

ハイイロチュウヒ(Circus cyaneus

今日も時間的にはマシな時間に飛んでくれました。
後ろ姿だし遠いし。実は見惚れてカメラ構えるのが遅くなりました。かっこいいなあ。
でもいいのです。僕はカメラマンじゃないので証拠が撮れれば。
その姿を目に焼き付けられればそれでいいのです。まあいい写真が撮れれば嬉しいけども。
 どんだけ証拠でも撮った写真をみたらその当時の情景とか感動が思い出せるような写真がイイですよね。(このブログもそれに一役買っている。)

チュウヒは続々。

チュウヒ(Circus splionotus

夕焼けチュウヒ

カッコよすぎる。
この後も帰るまでにハイチュウはオスが二羽、メスもちらほらでましたが暗すぎました。
暗い中飛ぶのがまたカッコイイんですけど。

四時過ぎ頃、なんか正面から飛んできました。
んー猛禽っぽい。
だれだろな~

ん?んんんんんんんんんんんんんんんんんんん?

お?こいつは…顔が平いぞ…

コミミズク(Asio flammeus
あまりにも酷すぎる写真

コ ミ ミ じ ゃ ん。


ハイチュウ待ちで飛んできたのは初めて。二日ぶりの出会い。スパンが短い。
というわけでコミミ見られて終了。
楽しかったです。

2020年1月12日日曜日

欲張りセット

はい、昨日は大変濃い欲張りな鳥見をしてきました。
午前中は干潟と海で鳥見して、午後はアイドルを探しにいくハードスケジュール。
ハイライトお楽しみください。

干潟到着。可愛いのがわちゃわちゃ

ミユビシギ(Calidris alba

可愛さの暴力何それが発動しているミユビシギ。

恒例行事やっておきます。

ミユビシギミヤコドリ(Haematopus ostralegus
訂正しました。ノリでミユビって書いてた。

口に人参が刺さってしまっているよぉ?
ノルマ達成

待ってたら目の前にやってきました。

ハマシギ(Calidris alpina)
丸いネ。目の前に歩いてくるのは野鳥としていかがなのか…

シロチドリ(Charadrius alexandrinus

首という概念がなくなりつつあるよぉ?

海ガモを見に堤防に出ました。
あっ!!ちがうのいるじゃあああん!!

ビロードキンクロ(Melanitta fusca
一番手前。奥はスズガモとヒドリガモ。

で、でたーーーーーー!!!ビロキン~~~
頭がN○KEのスニーカーになってしまっているよぉ?
めっちゃ目立つやんけあんた。見た目のキャラが濃すぎる。

その後ろには長居しているあやつも。

オニアジサシ(Sterna caspia)左から三番目
嘴が鋭利すぎる
すげぇ角度に頭が向いていますど大丈夫ですか。せっかくなので春までいてほしいですね。

同行者からの報告。

ヒドリガモ×アメリカヒドリと思われる個体
交雑ですねえ。MZMT公園によくいるヒドリとアメヒの交雑でしょうね。

同行者からの報告その②

クロガモ(Melanitta americana
嘴にミカンが付着してしまっているよぉ?

おおぉ!!クロガモじゃん!!!

左が成鳥♂ですがこれ右は若鳥か。現地では遠くてメスかもと思っていましたがこの写真みるとオス若ですね。ガバガバ

にしてもクロガモもビロキンもここでは距離的にはマシ(比較的)なところでラッキーですわ。

じゃあ海の部最後はあのお方で。

ハジロカイツブリ(Podiceps nigricollis

さ、サイコパス君!!!

というわけで午後の部は少し内陸へ。

アイドル探し。はい、そのアイドル、少し待ってたら来ました。

コミミズク(Asio flammeus

キタキタァ!!超久しぶり。

とまった。

というわけでアイドルの正体はコミミズク君でした。相変わらず大変可愛らしいですがそのなかにも猛禽の精悍さを兼ね備えた素晴らしい鳥だと思います。そりゃ全国的にも人気でますわ。開けた農耕地に来ます。僕の地元周辺地域はそこそこの個体数が来てるようです。

はい、というわけで欲張りだけど素晴らしい探鳥でした。

2020年1月8日水曜日

アップデート

先日、我が家の南方系水槽をアップグレードいたしました。
もともと熱帯魚を飼っていた水槽にそのまま投入したので、水草はアマゾンソードだったりで日本の水辺感はあまりありませんが悠々と泳いでおります。現在の居住ゲンはコガタノ、トビイロ、モンジ君です。オキスジ君は今は我が家には残念ながらいないので三月また採ってこようと画策中。三月ですか?三月はISGK島とYNGN島に行くんですよ。

コガタノゲンゴロウ(Cybister tripunctatus lateralis


トビイロゲンゴロウ(Cybister sugillatus

あれ、モンジは?という皆様、モンジ君に関してはまともな写真が撮れていませんので無しです…は?
そもそも、コガタノもトビイロもまともな写真ではないだろ」とか言ってはいけない。

なんで流木にテグスだけ巻いてねんと思った方、これはもともとウィローモスを活着させようとして巻いてたんですけどウィローモスが増えすぎちゃったんでこのアップグレードの際に大幅除去したらテグスだけになっちったんです。今度これも除去します。
ずさんすぎる。
コガタノの可愛すぎる画像あげるので色々ゆるしてください…

ふぉおおおおおおおおおおおおおおおおお

握って食べるのが最高ですよ相変わらず。

隣の水槽から視線が。

/俺の水槽もアップグレードしろや。\

2020年1月4日土曜日

風物詩

秋冬の風物誌といえば。


ケバエ幼虫集団だよなぁ!?

ケバエ類の幼虫は糞とかに来るんですよね~~
春先に成虫になるケバエ類は幼虫はこうして冬過ごすみたいですよ。
正直、見た目は得意じゃないんですけど、いるとじーっと見ちゃいます。

我が携帯のアルバムにはケバエという名のアルバムが存在するのだ。
聞いてねえし。しかもそんなに撮ってねえじゃん

というわけでみんなも探そうケバエ類幼虫。

2020年1月1日水曜日

2020

明けましておめでとうございます。
今年も一年本ブログを宜しくお願いいたします。



年賀状代わりのイラストは英名がTufted Titmouseのエボシガラくんです。

今年こそはエゾゲンモ採ります。