2020年4月4日土曜日

「身近」を見直す

先日訪れた自転車で五分でいける水場にまたいってきました。ミズカマキリ君のエサほしくてですね。まあ勿論エサ採りだけで終わるはずもなく、水生昆虫も見てきました。俗にいう普通種ばかりでしたが、白バックモドキ撮って無い種がいたので紹介だけしますね。

マメゲンゴロウ(Agabus japonicus

はい、なぜか写真撮っていなかったマメゲンゴロウです。日本産ゲンゴロウでも再普通種といえるほどよく見かける種だと思います。(南西諸島では違いますかね。)大変にかわいいです。頭部に赤い紋があって、それが平安貴族のあの眉毛みたいに見えるので麻呂眉と呼んでいたりします。ほんとに色んな水場にいますよね。マメゲン。

キベリヒラタガムシ(Enochrus japonicus

こちらも普通種。キベリヒラタガムシです。名前の通り縁が黄色いですね。今日はコツブゲンゴロウやマメゲンゴロウが多数見られたのに対して、キベリは一個体でした。マメゲンゴロウより少し小さいぐらいで、僕のカメラでもなんとか撮れるレベルです。もう写真見て頂ければわかるんですが、


泳ぎ方がゲンゴロウより洗練されてないので泳いでる最中の写真を撮るとわちゃわちゃ感がすごいの最高ですよね。隠し切れないわちゃわちゃ感。泳ぎが下手ともいいます
 なおこのキベリヒラタガムシや近縁のオオヒラタガムシなど、ヒラタガムシ属は分類学的に課題が残っているようで、現在も研究が行われているようです。

最後は、

ヒメアメンボ(Gerris latiabdominis

はいこちらも普通種のヒメアメンボです。名前の通りアメンボ(ナミアメンボ)より小さいです。アメンボとは属から違いまして、むこうがアメンボ属なのに対してヒメのほうはヒメアメンボ属です。ヒメアメンボも日本産アメンボでは最普通といってもいいような種です。いやーヒメアメンボもいっつも「なんだヒメアメンボか」で済ませちゃうんですけど、じっくりみたらメッチャかっこいいですね!!!ああああ。
絶妙な褐色が最高。
この個体は後脚の一部が欠損しておりますが、あまり泳ぎには問題ないようです。アメンボの白バックいいなぁ。非常にかっこいです。これは他種でも撮りたくなりますね。

というわけで普通種三種でした。コロナのお陰で遠出はできませんが、逆にこういう身近な生き物をじっくりみるいい機会になりますね!!

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