2020年7月24日金曜日

禁断症状

連日の雨とオンライン授業とかいうものから繰り出される数多の課題の多さにロクに野外にも出られず、ましてやここ一週間のコロナ事情で遠出も無理…(まあ遠出はしばらく無理だとは思いますが)
そろそろ水分が多いところに行かないと禁断症状が出そうだったので、午前中の曇り予想を信じいつも行っている近所の河川敷へ。

アメンボ Aquarius paludum

予想通りというか、数位も高いし、水たまりもあちこちに。

オタマさんず。めちゃくちゃいました。

残念ながらオタマから種類はわかりません…少なくとも僕には。
分かる人は分かると思います。
それなりの大きさになっていたし、脚が生えてきていた個体もいたので、この水たまりは長雨のお陰で長くあるものなのでしょう。

チビゲンゴロウ Hydroglyphus japonicus

水溜まりの常連であるチビゲン君も相変わらず数が多いです。
チビゲン君は大抵どこでも会えるのでパッとゲンゴロウ見たい方にもおすすめ。どんな人だよそれ。

カタビローず(白っぽく見える小さいの)

水面には多くのカタビロアメンボたちが。二種類いて、一種はもう当ブログではおなじみのホルバートケシカタビロアメンボで、もう一種についてはこのあと写真あげてすこし話ますね。

コシマゲンゴロウ Hydaticus grammicus
写真中央

こちらもみんな大好きコシマさん。顔見えてないですが。クソ写真炸裂
カタビロアメンボの類とか小さいのを見た後突然コシマとかが泳いでくると大きさにびっくりします。

陸上では…

マメコガネ Popillia japonica

北米では農業に大きな打撃を与える重要な害虫として、Japanese beetle と呼ばれているのはまあまあ有名な話ですな。

セマダラコガネ Exomala orientalis

こちらも北米では芝生の害虫として名を馳せ、Oriental beetle と呼ばれています。
セマダラ君、眼が合ってるみたいでキュンキュンしちゃいますね。おえええ←筆者の表現がきしょくてえずく音

次は…

ん?

えーーーーーーーーっと…。
これは…あれですかね…寄生蜂(?)…
寄生蜂が現在進行形で繭作ちゃってる系幼虫ですかね…
幼虫の腹部から黄色い蜂の幼虫みたいなのが見えてますね…
多分…多分そっち系ですよね…
寄生されている幼虫はだれでしょうか。ヒトリガの仲間?それともドクガの仲間?
もうなにもわかりません。教えて有識者~

鳥も載せましょう。

ホオジロ Emberiza cioides

良い声でさえずっておりました。一筆啓上仕り候~

さて、途中でお話したカタビロアメンボのうちもう一種を紹介しましょう。

ケシカタビロアメンボ Microvelia douglasi

はい、ケシカタビロアメンボです。
誰がどう見てもかわいいですね。
ホルバートと共にカタビロアメンボ科の普通種の一角を担う種で、色んな水場でみることができます。
(の割にここ最近は見かけるのはホルバートばっかりだったんですけどね。)

上の写真と同一個体。♂です。

2.0mmあるかないかぐらいのサイズ感で、ホルバートより気持ち大きく見える気がします。

こちらは♀

雄雌ともに体型がスリムです。細長いです。この点から比較的容易にホルバートと見分けがつくと思います。

生息地の様子

上の写真は今日沢山の水生昆虫たちが見られた水たまりです。ケシカタビロもホルバートと一緒に多数見ることができました。(というか本記事のアメンボ以外は全部この水たまりで撮ったやつです。)
他にはヒメゲンゴロウやホソセスジゲンゴロウ、ヒメアメンボ、エサキコミズムシなどが見られました。
いつも通りではありますが、やっぱり、
水溜まり、面白いですよ。

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