2021年4月10日土曜日

長翅型

 ちょっくらフィールドに出てきました。


もうしばらくするとこの沼はヒシに覆われるんですが、まだの様子。甲虫はキベリヒラタガムシとヒメガムシがいたぐらいで少なかったんですが、水面はアメンボたちでにぎわっておりました。
ババアメンボ Gerris babai
長翅型

今回紹介する一種目はこちら。ババアメンボ。ババアメンボ自体は何度かこのブログにも登場していますが、長翅型の白バックは撮っていなかったんですね。長翅型はヒメアメンボに似てはいますがサイズが小さいですし、慣れてくれば雰囲気も違うので見分けられると思います。まあ確実なのは雄の腹板を見ることではあるんですけど。にしても写真だと伝わり辛いのが悲しいですがこの翅の色が最高です。最高にステキなブルー。野外だと日の光に照らされてもう変な声でますよ。ひょおおおお!とか言ってる

ババアメンボ短翅型

上の写真は短翅型のババさん。ほんとに可愛らしいアメンボなのです。全人類一回現物を是非見て頂きたい。

そして本日二種目はこちら。
ハネナシアメンボ Gerris nepalensis
長翅型

最早ハネナシではないハネナシアメンボです。本種もちょくちょく当ブログには登場していましたが、長翅型の白バックは初登場。普段は浮葉植物の上にいっぱいいることが多い本種でしたが、ヒシの葉がまだ出ていない今頃は普通にババアメンボ達と一緒に岸際の水面をうろちょろしていました。ハネナシの長翅型は国内の同属他種に比べ白と黒のツートンがはっきりしているイメージです。

ハネナシアメンボのしっかりハネナシ型

前にも載せたハネナシの無翅型です。比較にどうぞ。長翅・無翅問わずヒメアメンボ属のなかではゴツイ印象を受ける種ですね。

この水場、ババアメンボとハネナシアメンボとヒメアメンボが同じ視界に入ることもしばしばあり、ヒメアメンボ属の同定を修行するのにうってつけみたいな場所でした。慣れこそ必要ですが、慣れてしまえばこっちのもの。皆さんも水草が割とあるような沼では要注意です。色々いるかもしれません。

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