2022年7月30日土曜日

湿地好きのバッタ

先日、とても良いバッタを見ました。


オキナワイナゴモドキ

イナゴ…イナゴっぽいけど言われてみれば確かにイナゴじゃないなあ…こういうモドキという名前が付く虫は惹かれちゃうのですが、確かにこれはかなり良い虫オーラが出ています。

左2個体が成虫。他は幼虫。


なんとこの虫、基本的に水辺から離れず、産卵も土中ではなく葉柄に行うらしいです。もうなんだろう、一生水辺を離れないというだけで途端に個人的な興味が跳ね上がります。水辺を離れないというだけで水昆っぽさが出るからです。

むしゃむしゃ

お食事中には警戒心どこいった?ってぐらいには近づけます。なんならちょっと触ってもそのまま食べてます。なんか色々ユルイ気がしたのですが、どうなんでしょう。

ようちゅう

幼虫も色がとんでもないことになっていて素敵です。ブルーが素敵です。
今回見つけた場所は何度も行って水昆を採集していた場所でしたが、今までこやつがいることに気が付きませんでした。ちょっと視野が広がった感があります。

2022年7月24日日曜日

夜空?


綺麗な夜空だなあ。
じゃないんですよ。全部カタビロアメンボなんですよ!!
凄くないですかこの数。すごいよねえ!!!!同意を求める圧。川の淀みが一面のアマミオヨギカタビロ祭りでした。幼虫がほとんどですが、既に羽化していた成虫は高密度なので長翅型が多かったです。最高。
 

2022年7月9日土曜日

ヒメドロ(デカい)

 先日沢で採集したヒメドロムシです。


クロサワドロムシ

夜に沢のよどみというか、若干流れ込みのあるけど流れが穏やかのとこの石を歩いていました。恥ずかしながらワタクシ、このヒメドロムシ科には大変疎く、いままでまともに採集をしたことがないレベルでした。(なんかデカい川で岸の石めくっていたら採れたアワツヤドロムシとライトにとんできたキスジミゾドロムシぐらいです。)そんな私でも今回採れたこいつは「でっけええんだわ!!!」とわかるサイズでした。4 mm前後あるんですけど?国産ヒメドロのなかではどうやらかなり大きい部類だそうで、ケスジ(5 mm)に次ぐデカさのようです。ケスジやばくね?

今回は頑張って上述したような環境を見ていくといくつか個体採れたので「はいクロサワはこういうとこね」とてっきり攻略したつもりだったんですが、なんか流れがばっちり当たる流木にもちらほらいて困惑しました。ヒメドロ難しいですわ…誰か教えてください…あとこうなったらケスジが見たい…


2022年7月3日日曜日

水しぶき

 先日沢で少し採集をしていたんですが、川の中に大きな岩があって、その岩の苔の生えた水しぶきがかかるかかからないかみたいなところにいる虫を採ったので紹介します。

チビドロムシ科の誰か。
多分オオメホソチビドロムシちゃんと調べろや。

岩にいっぱいくっついていました。
このチビドロムシ科に海岸の岩礁にいるババチビドロムシっていうのがいるらしいんですが、採っていません。採りたい。

もう一種はこやつ。

タニガワミズギワカメムシ

かっこいいいいい!!こやつ、晴れてる日にはかなり頻繁に飛ぶので、採集がめちゃむずでした。多分ホントはぶんぶん飛んでるとこを網を振ったほうが良いと思います。今回は吸虫管と金魚網しかなかったので、ひたすら忍び寄って勢いよく吸うというパワープレイでどうにかしました。慣れてくると逃げられず吸うコツがわかるようになり、なんだかんだ楽しかったです。

今年はこの手の「ギリ水生昆虫じゃなくない?どう?」みたいな虫もバンバン採りたいですね。