2018年11月28日水曜日

東北鳥見アタック三日目

遂に最終日を迎えた東北遠征。最終日もKBKR沼へ朝イチで向かいます。

朝焼けに照らされて。

シジュウカラガンとマガン
もうなんかこの数にも見慣れてきました。感覚が死んでいる

あ、そういえば水面にトモエガモさんもいたんすけど僕のカメラと腕ではロクな写真にならなかったので載せるのやめました。

飛んでるサギみたいなの発見。でもサギにしては羽ばたく回数多いなぁ
誰だ?

ヘラサギさんでした。

周辺の農耕地探索開始。
カラスの群れに違和感。
お?お!
ミヤマガラス(Corvus frugilegus

ミヤマガラスキターーー!初見というわけではないけれどかなり好きなカラスなのでこれは嬉しいですね~
嘴の根元が好き。

田んぼっぽいところにマガンの群れ発見。



・・・・・・・・あ。

い る じ ゃ ん
ハクガンさん。昨日と同じ個体かな?

にしても目立つ鳥。いればすぐ見つかる。ん~でもちと遠いなあ。
写真を撮って居たら農家さんのトラクターがやってきました。飛んでしまいますが誰も悪くないし仕方ないのでマガンに混じる日飛翔写真を狙ってみました。


飛んだぞおおおおおおおお
クソ下手。

まあ写ってたしいいっしょ。甘い
他の田んぼも見て回ります。

これはなかなか上手く撮れたマガンの群れ


ノスリ
昨日に引き続きご登場

シジュウカラガン
これは近い!

昨日ハクガンが見られた場所に向かってみました。


いた。
やあ、また会ったね。
狂気

昨日よりだいぶ良い距離感で見られたので最高。


見つめる先になにが。

これ、みんな同じ方向向いて警戒してますね。(車を警戒してるんでしょう)端からみるとシュール。

さてねぐら入りの時間。今回の遠征で見られるねぐら入りもこれで最後。

逆光ハヤブサ


うごおおおおおおおおおお

ん?


またなんかすごいのきた。
理解が追い付かない。

後世に残したい風景

そんなこんなであっという間に遠征終了。素晴らしい週末でした。また来よう。

2018年11月27日火曜日

東北鳥見アタック二日目

2日目は朝からKBKR沼の方へ。まずはねぐら立ちを見ました。

朝日の方向へ飛ぶマガンたち

圧巻。
やはり規模はKBKR沼のほうが大きいでしょうね。朝日に照らされて赤く見えるの最高。

ねぐら立ちが終わった後、沼の周りを一周することに。

オジロワシが良さげなポジション
昨日のオジロワシは若鳥でしたがこいつは成鳥ですね。超かっこいい。

亜種オオヒシクイ(Anser fabalis middendorffi

マガンが達が飛んだあと沼に残っていたのはオオヒシクイ。マガンと違って嘴の先のほうが黄色いですね。

アオサギに見つめられているヘラサギ(Platalea leucorodia

ヘラサギはサギかと思ったんですけど写真撮ったら嘴がヘラサギしてました。(?)


その後KBKR沼周辺の農耕地を回って鳥見することに。どうやらハクガンが何羽か飛来してきているらしいのですが…なにせマガンの数が多すぎてねえ…

ノスリ(Buteo buteo
あのあたりは特にノスリが多く、電線や電柱などに止まっている姿をやけに見ました。
まあかわいいとかっこいいを両立してる鳥なのでいっぱいいるのはうれちい。

ここで居合わせた地元民の鳥屋さんからハクガンが昼頃に飛んでくるという場所の情報をキャッチ。どうやら昼頃になると飛んでくるとのこと。でもまだ少し時間があるなあと思っていたらカリガネ発見との情報が。先にカリガネを見に向かいます。

マガンの群れに混じって…

カリガネ(Anser erythropus

いるじゃああああああああああああん
マガンに比べて少し体が小さく、黄色いアイリングと、短い嘴がキュート。
良き良き。

そして昼頃になり、教えて頂いた場所へ向かうと…


なんか白鳥みたいなのがマガンの中にいるんですけど…

お?もしかして?もしかしなくても?

いたあああああああああ
ハクガン(Anser caerulescens

クッソ目立ってるやんけ!バカみたいに白い。
滅茶苦茶遠いけど!
いやああいましたねぇ!気が強いのかマガンに喧嘩売ってたりしてましたよ。

じっくり観察できたので場所移動。


コハクチョウ(Cygnus columbianus
そういえば見てなかったコハクチョウ。

電線に逆光のチョウゲンボウ。めっちゃこっち見てきてる。

チョウゲンボウ(Falco tinnunculus

かわいいいいいいいいいい うるせえ!


 そうこうしてる間にねぐら入りの時間が近づいてきたので朝ねぐら立ちを見たところへ戻ることに。

お洒落な感じのオオハクチョウ

ガンの襲来直前にはチュウヒも飛んでましたよ。

チュウヒ(Circus spilonotus)

チュウヒらしい見事なV字!かっこよすぎるだろ!


そして…

なんかやばいのきた

うわああああああああ
ごおおおおおおおお
※羽音です。
 なんじゃこれええええ!昨日よりもやはり規模がでかい!
ガンが波のように押し寄せてくるじゃないですか!

それでは水面はどうなっているのでしょうか、覗いてみましょう。嫌な予感しかしない。


ぎゅうぎゅう。

というわけで見たいものが見られた2日目完。
最終日へ続く。

2018年11月26日月曜日

東北鳥見アタック一日目

週末に東北の有名な探鳥地であるIZ沼とKBKR沼(濁した意味とは一体。)に鳥見をしに行っていました。ガンが有名な場所です。初日はIZ沼の近辺を回りましたので写真をちまちまあげていきます。今回はさすがにしょぼいカメラを持っていきましたので若干写真はマシなはずです。

着いて早々さすがにその辺の農耕地にオオハクチョウやマガンがいます。感激~

オオハクチョウ(Cygnus cygnus

しばらくオオハクチョウとか見ていたら鳴き声と羽音が聞こえたので見てみると…

マガン(Anser albifrons)がほとんどでしょう。(適当)

なんじゃこりゃああああ
いやあとんでもない迫力ですね。まだねぐら入りの時間じゃないのにこの数。

群れに愕然としながらも地面に降りている小規模な群れのなかに一羽のシジュウカラガンを発見。
シジュウカラガン(Branta hutchinsii

これはかわいい。

そして猛禽が飛んだと思ったら畔に着陸。

ハヤブサ(Falco peregrinus

おおおおっ。ハヤブサやんけ!かっけえなあ!
このハヤブサまだ若いですね。若くて経験が浅いからなのかオオハクチョウにアタックをかける場面が見られました。それは体格差的にも無理じゃねぇ?


ちょっと場所を移動。

マガン飛翔中
普通に車からマガンが飛んでいるのが見られる贅沢さ。

田んぼにタゲリの群れ発見。

タゲリ(Vanellus vanellus)
このカラーリングといい冠羽といいタゲリはやっぱかわいいなあああああ
ほわあああああああ


そしてなんかまた鳴き声とともに地響きのような音が…


な ん だ よ こ れ

なんなんですかこの量は。理解が追い付かない。ぼくはなにをみているんだ。
ここまでくると気持ち悪い

ねぐら入りを見るために移動。沼の上空を飛んでいたマガンの群れのなかに馬鹿デカいサイズの猛禽が。
真ん中の馬鹿でかいのがオジロワシ(Haliaeetus albicilla)

うおおおおおおおおおおおおおおおかっこいいいいいいいぞおおおおおおおおお

そうこうしてたらねぐら入り開始。

ねぐら入り
おほほほほほほおおおおおおおおお
四方八方からガンの群れが沼に着水していくううう
もちろん数万羽のガンが一つの沼に着水するので…

沼のご様子。

こうなります。
まだこれ空きが全然ある方ですけどね。

というわけで大興奮の初日終了。次回記事はKBKR沼に向かった記事になります。

2018年11月20日火曜日

身近な鳥でスマ双チャレンジ

いやー寒くなってきましたね。今年はツグミたんをまだロクに見てないんですがどうなってるんですかね?いっつもこんなに遅かったっけ?
今日は身近な鳥でスマ双の練習がてらちょっと鳥見しました。よっていつも通りのクソ写真です。いい加減にしろ

イソシギ(Actitis hypoleucos)

イソシギでいいのよね…?シギチは詳しくないので…(逃げ)

カワセミ(Alcedo atthis)

カワセミさんですがどうもスマ双やると水面にピントがあっちゃって難しかったです。(感想が小学生)

カルガモ(Anas poecilorhyncha)
カルガモさん、翼鏡(この緑の奇麗な部位のこと)は相変わらず、
そーびゅーてほーですね。

コガモ(Anas crecca)

コガモさんちーっす。軽いな
カワラヒワ(Chloris sinica)

首かしげた!

最後はカワラヒワですがこっちを向いて首傾げてきました。萌え。筆者がキモイ
そしてこの個体はこのあとになんかすごい体勢になってました。

???????

なんすかこの頭どうなってるんすかこれ?


2018年11月13日火曜日

オオイチモンジシマゲンゴロウ


とんでもなく素晴らしいゲンゴロウを譲って頂き、飼育する機会に恵まれました。(ありがとうございます!)

オオイチモンジシマゲンゴロウ Hydaticus conspersus
Hydaticus pacificus sakishimanus

ほわああああああああああ!

成虫は15mm程度のサイズの中型ゲンゴロウです。今回頂いた個体は西表島で採集した個体ですが、分布は本州、沖縄、八重山とのことらしく、奄美では採ることのできない種類でしたので超うれしいです。西表島等では沢沿いの水溜まりなどに生息していて比較的容易に採集できるようですが、本州での採集はかなり難しいようです。(林内の不安定な水場にいるんだからまあそりゃ難しいでしょうな)
以前は南西諸島のものは亜種リュウキュウオオイチモンジシマゲンゴロウ、本州のものを亜種ホンシュウオオイチモンジシマゲンゴロウとしていましたが、最近になって亜種ではないとされたそうです。(参考文献は記事下部に)

2020年12月19日修正・加筆
最新の水昆図鑑(参考文献のとこに追加しておきます)で本州のものと南西諸島のものはまた別亜種という記述になっていたためこの記事に登場するものは亜種リュウキュウオオイチモンジシマゲンゴロウということにし、学名を修正しました。
やはり不安定な水場に生息するからなのか、非常に飛翔性が高く感じられました。

って真面目に書いてきたけど…名前長すぎるだろ!
当ブログではオオイチモンジシマゲンゴロウの略称はモンジでいきます。


かっこえええええええええ

にしても渋くてカッコイイゲンゴロウですねえ!
ナミゲンのような色も好きですがこれは痺れるかっこよさ。

こっちみてるうううううううう

モンジは個体差が非常に大きく色んな模様があって見ていて楽しいですね~
いや~良き良き、マジモンジ。は?


参考文献:三田村敏正,平澤桂,吉井重幸,北野忠(監修)「ゲンゴロウ・ガムシ・ミズスマシハンドブック」2017(文一総合出版)

↓2020年12月19日追加分
中島淳,林成多,石田和男,北野忠,吉富博之 「ネイチャーガイド日本の水生昆虫」2020 (文一総合出版)