前回記事でも言った通り、本記事は遠征からお持ち帰りしたゲンゴロウ(中、大型種)の四種をエセ白バックで見ていく回です。写真のクオリティは気にしてはいけません。
一種目:ウスイロシマゲンゴロウ
ウスイロシマゲンゴロウ(Hydaticus rhantoides) |
シマゲンゴロウ属ですが、シマ要素があまり無い本種。地味といえば地味ですが、渋いカッコよさはあると思います。
本州にも生息していますが、比較的採集が難しいようです。
南西諸島では普通種です。今回もよく網に入りました。
二種目:トビイロゲンゴロウ
前胸側縁のオレンジ色がかわいいですね。
20mm前後のサイズになる大型種。
今回はウスイロシマより個体数を見ました。合計10個体以上網に入りましたが、全て♂。しかもみんな欠損無し。偶然とは思えません。オスの方が若干先に発生するんでしょうか。どなたかご存知の方おられましたらご教示お願いします。
前回コガタノを紹介したときにも言いましたがおめめくりくりですね。
コガタノと名前はつけど大型種。サイズは25mm前後。
これも何回か言っていますが、全国的に見て減少傾向な種が多い大型種の中でも、九州等では個体数が増えているというイレギュラー要素持ちなゲンゴロウです。関東に住んでる僕からすればめちゃめちゃ羨ましいんですが。
南西諸島ではまだ普通種です。コガタノが普通種として見られる環境はしっかり残していきたいですね。
かっこよすぎるだろ!
シマゲン属のなかでも一番好きかも。前回A美O島に行った時にもこの種は記事にしましたが、ほんとにカッコイイですね。
本州にもスジゲンゴロウが生息していたようですが現在は絶滅種扱い。悲しい…
オキナワスジゲンゴロウも沖縄本島ではかなり危機的状況にあるらしいです。
サイズは10mmちょっと。
今回のゲンゴロウ達以外にも南の島には小型種等めちゃめちゃ魅力的な種がいっぱいいます。
やっぱりこういう生き物たちが人知れず絶滅しないような水辺環境を残していけるように少しでも僕が協力できればいなとこの記事書きながら思いました。まずは色んな人にこのような水辺の生き物を認知してもらわねば。