2020年6月29日月曜日

初夏鳥見

お誘いを頂き、ごく少人数で県内で鳥見してきました。久々にほぼ夏みたいな時期に鳥見ました。楽しかったです。ありがとうございました。見てきたのは山ではなく平地の沼メインです。
尚、今回は久々に鳥がメインの記事いうこともあってか、クソ写真のオンパレードとなっております。ゆるして。「いつもクソ写真しか載せてないじゃん」とは言ってはいけない。

まずは今回の鳥見の主役といってもいいのではというこの方。

ヨシゴイ Ixobrychus sinensis

ヨシゴイってネットで有名なったんですか?ちらっと検索するとまとめサイトでまとめられまくってますが…
ハトより少し大きいぐらいのサギの仲間では小さい種類です。今回行ったところでは夏にかなりの数が見られるようです。

顔がコワい。

夏のヨシ原と言えば…

オオヨシキリ Acrochephalus orientalis

オオヨシキリさん。ギョギョシギョギョシの鳴き声が有名ですが個人的にはギョギョシのあとたまに言うケケケケケケケケケ↑みたいなのがうおおおおおおおおってなって好きです。
わかんねえよその表現

ヨシゴイたちを見ていたらアジサシ類が!!

クロハラアジサシ Chlidonias hybrida
写真が怪しくなってきた

うっひょおおおおおおおおおお!!!!
かっこええええええええええ!!!!
いいですね~クロハラアジサシですよ!!沼アジサシと呼ばれる類ですね。
腹は黒いですがべつにクロハラなので悪い奴じゃないと思います。
ちなみに当ブログ中の人は腹黒です。

アサザ(?)で水面が覆われているいかにも保全区域みたいなところがあったので覗いてみたところ…

ハネナシアメンボ Gerris nepalensis

おお!!ハネナシ!!こういう浮葉植物が多い水場にいます。名の通り無翅型が多いですが、長翅型も存在します。
それはもうハネナシではないんですがハネナシアメンボです。
鳥見の記事でも水昆はぶち込むスタイル。

あとはネクイハムシの仲間もいました。

イネネクイハムシでいいんでしょうか?

以前ならまったく気にしていませんでしたが、水辺の昆虫ということもあり最近少し意識し始めたグループです。かっちょいいのが多い!!この種もなかなか渋いカッコよさ。我ながら視野の広がりを感じます。知識が増えたので見えなかったものが見え始めた…厨二病
というかなんで今までしっかり見なかったんだろうということが多すぎるなぁと最近よく思います。

鳥に話を戻しましょう。
午後は少し場所を変えました。(この向かった場所で思ったより鳥がでなかったのは内緒。)

ホオジロ Emberiza cioides

う~~ん良い色ですね~~!!ホオジロは見た目ヨシ鳴き声ヨシで大好きです。

※クソ写真アラート発動 本アラートが発動されても何処かが赤くライトアップされるとかはないです。
遥か遠くに…

コジュリン Emberiza yessoensis
エゾヒメゲンゴロウと種小名同じじゃん

はい!!誰がどう見てもこれはコジュリンです!!!!
コジュリンなの!!これは!!
そもそもどこに写ってんの??

頭黒いでしょ!!はい!!

だいぶ日が傾いてきたので鳥の出は微妙でしたが撤退。
するとホオジロではない鳴き声が…

※クソ写真アラート発動

ホオアカ Emberiza fucata

な に こ れ

ホオアカ!!ホオアカです!!

移動した!!

エダ=カブリ。

もういい!!もういいです!!以上!!おしまい!!自暴自棄

2020年6月26日金曜日

久々の

移動自粛が解除されたみたいですね。っても離島なんかいけるのはもう少し先な気がしますが。気は抜かずに、あまり遠くにはいかずに採集はしようと思います。人気のないところでやるのがほとんどな趣味で良かったと心の底から思いますねえ。
今日は久々にシマゲン視察。

シマゲンゴロウ Hydaticus bowringii

しっかりいてくれました。嬉しい。その他の生き物もさらっとみていきましょうか。

ニホンアカガエルでよいんでしょうか。

ヒメアメンボ Gerris latiabdominis

タイコウチ Laccotrephes japonensis

タイコウチさんは今日は幼虫しかみませんでした。かっこいいですね。
他にも諸々いましたが写真撮れてないので割愛。は?
最後にシマゲンと一緒に採れたあやつ(白バックモドキ撮れてなかったんですよね。)

ツブゲンゴロウ Laccophilus difficilis

はい。おなじみツブゲンです。今日もまあまあいました。なんか前にも解説はしてたと思うんですが、5mm程度の小型種で池や水田等止水で見られます。多くのゲンゴロウ類の例にもれず減少傾向です。知名度もやはり大型種に比べると低いですが、知ってさえもらえればなかなか色も模様もお洒落ですし、人気は出そうです。色も個体差が結構あるのも良いですよね。アイドル系ゲンゴロウ。

にしても恐ろしくかわいい。

うわあああああああああ

こっちみてるううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう
うるせえ。

お洒落な感じ(素人)


というわけで実質ツブゲン記事でした。おわり。

2020年6月21日日曜日

変☆態

先日ご紹介した宇宙人(マルガタゲンゴロウの幼虫)ですが、6/15に無事に蛹化いたしました。

さなぎ。

そして昨日(6/20)に無事羽化確認です。

おほぉ~~~~

この純白の美しさですよ!!!ここから徐々に色がついてきます。
ちなみに当ブログ中の人の心は純白とはかけ離れた色をしています。

いつもの色に。

上の写真は今朝のものです。いつものマルガタの色になってきましたね。ここからは自力で脱出してくるのを待ちます。
以上完全変態の羽化でした。

一方不完全変態の虫のおはなし…

こちらも先日お伝えしたナガレカタビロアメンボのことなのですが…

羽 化 し ま し た。
でけぇ。

えーーーーーーーーーっと…
これナガレカタビロじゃなくないですかね?
(ナガレカタビロアメンボ属なのは間違いない)
メスなんですよ。メスなんですけど…図鑑に載っているナガレのメスよりなんか細くないですか…?
なんというか腹部の両サイドの角度が平行なんですよこいつ…
一応真上からのお粗末な
写真も。

図鑑のと違くない~?
ねえねえねえ うるさい

果たして素人の「これ違くね?」は当たっているのか?これはオスの羽化が待ち遠しいですね…というのもオスの後脚ふ節には遊泳毛が生えているんですが、これの数がこの属を見ていく上でのひとつポイントとなるようです。(ほかにも細かいところは色々ありますが)
一応本属は本州からはナガレカタビロアメンボとエサキナガレカタビロアメンボの二種が記録されておりますが、非常に闇が深く、もうあと数種いるんじゃね?(そんな軽い感じではないけど)という話らしいのです。というわけで次の本種に関する記事はオスが羽化してからでしょうか…

まあ現状言えるのは本種はめちゃくちゃカッコイイ
ということでございます。んほおおおおおおお!!

ナガレカタビロ自体は川の流れがゆるやかなとことか田んぼの横の水路でも見られる普通種のようなので是非探して頂いてそれがほんとにナガレなのか精査してみるのもいいかもしれません。なにか発見があるかもですよ。

2020年6月19日金曜日

流。

ここ最近マイブームが来ているカタビロアメンボ科。ナガレカタビロアメンボってのがめちゃくちゃかっこいいみたいだし、大きいらしいという情報。ということで捜索開始。幸い普通種らしく、川は勿論、田んぼの脇にある水路とかでも割と見られるようです。

やってきました大河川。自転車十分漕げばこういう大河川があるんです。恵まれてるだろ~
関東平野を流れるデカい河川。魚釣りしてるおっちゃん達がよくいるんですけど、こういう場所はそういった方々が週末は大抵いらしてますので空いてた平日の午後に来ました。
釣りやってるおっちゃん達も網持った怪しい成人男性に会いたくないやろ。

奥が本流。

ここはちょっと前に記事にしたかしてないかよく覚えていませんが尋常じゃないぐらいコチビミズムシが採れるエリアでございます。
なので一網入れると…

コチビミズムシ Micronecta guttata
(このちっさい黒い点々全部そう)

尋常じゃねえ数。
コチビミズムシは生息地では極めて数が多い種のようです。
なんか紹介してなかった気がしてきたので写真貼っておきます。

↑コチビミズムシ

名前の通り極小です。2mmないぐらい。そういえば以前アマミコチビミズムシを遠征記事で載せましたがあの時も個体数はすさまじかったですね。
そんなコチビミズムシの中にただ一匹ぷりちーな後ろ姿の甲虫が。

ヒメシジミガムシ Laccobius fragilis

個人的には久々のシジミガムシ属。この属は流水性種も止水性種もいますが、流水性のコモンシジミガムシが最もポピュラーではないでしょうか。実は今回のこの個体も上翅が白っぽいのでヒメシジミじゃね?ということにしていますが、(コモンはもうちょい上翅の色が黒っぽい傾向あり。)コモンとヒメは正確な同定をするには雄交尾器の中央片をみなきゃいけないので、今回のはあくまでヒメかな?という程度です。妥協
なにせ一個体しか採れていないのでもう少し個体数を確保して交尾器抜いたらまたご報告いたします。簡単に抜けるみたいな言い方してるけど当ブログ中の人ににそんな技量はないです。

別写真

まあただこれだけは言えますね。
かわいいいいいいいぃぃぃ!!!
可愛さで殴って来てる感じ。ほんとに。

あ、そういえばこの記事ナガレカタビロを探したよって記事でしたね。
えーと結論から言えば、採れました。いっぱいいました。それはそれはいっぱい。
ただですね、成虫が採れなかったんですよ。結構な数を網に入れて、現地で、「でっけえ!これ成虫やろ」って持って帰ってきたのがどうやらまだ幼虫みたいなんですよね。(Twitterでご教示頂きましたありがとうございました。)
というわけで中の人は幼虫と成虫もロクに見分けられぬへっぽこさが露呈してしまいましたが写真はのっけますね。ざっこ。このブログ読むの辞めるわ。

ナガレカタビロアメンボ Pseudovelia tibialis ?
の終齢幼虫と思われる個体。

なんかもうすでにかっこいいんですけど。というか大きい。すでに前紹介したホルバートの成虫よりでかい。動きも全然違う。あ、これまた?がついているのは、どうやらこのナガレカタビロアメンボ属、相当闇が深いグループのようで、東海等で謎の本属が採れているようなのです。フツーのナガレだとは思うんですが幼虫段階なので?つけときました。羽化したら形態を検索表と照らし合わせてみます。
続報を待たれよ。

2020年6月13日土曜日

近況

梅雨入りしたらしいですね。
週末フィールドは厳しそうです。

先日紹介したホルバートさんですが、幼虫が多々生まれております。
累計は40匹以上。

ホルバート(仮)ベイビーず

どこまで成虫にもっていけるかな?というチャレンジ。なーんか細っぽいのと太めの個体がいるように見えるんですけど、気のせいなのか、雄雌で違うのか。うーーむ。まあ、羽化させればよいのです。随分と自信があるようですねえ飼育下手なのに。

一方宇宙人は。
※宇宙人=マルガタゲンゴロウ幼虫

昨日一日餌食べず。

体内の消化器官(?)というか中央の線が消えたので、

強制☆上陸
いええええええええええええい

既に潜ったあとの写真なので幼虫は既に写っておりません。これも何度も言っていますが、ゲンゴロウは蛹化は陸上で行います。個人的には最も緊張するのがこのタイミングです。今回はすんなりだったので嬉しい嬉しい。どうやら上陸から羽化まで約一週間だとか。いままでクロゲンだのナミゲンだの大きめの種類ばっかり羽化させていましたので色々と心配は心配でしたが無事潜りました。浅い位置で蛹化するようなので潜っているという表現が正しいのかどうかは怪しいですけどね。あとは上手く羽化してくれることを祈ります。

2020年6月11日木曜日

和名がながい

最近カタビロアメンボの仲間をよくよく見ることにしているんですが、まあこれめちゃくちゃ可愛くてたまらないですね。今日はそのうちの一種をご紹介いたします。
あ、カタビロアメンボって名前にアメンボとは入っていますが、皆さんご存知のアメンボとは科レベルで違います。(カタビロアメンボ科です。)アメンボの仲間、というよりはカタビロアメンボというグループの虫です。

ホルバートケシカタビロアメンボ Microvelia horvathi

和名なっが。なかなかですね。
上の写真はオスです。
一方メスはというと、

こんな感じ。(どっちもメスです。)
というかなんなのこの中途半端な写真は

少し体幅が広いんですね~~これなら野外でも一発で雌雄を見分けられます。大きさは1.5mm内外です。
ホルバート自体は田んぼの縁の水面や水たまりなどで普通によく見かけるんですが、もう一種とても普通にいるケシカタビロアメンボとは体の幅の太さ(ケシカタはもっと細い)や雄の写真見て頂ければわかるんですけど、ホルバートは腹部の先っぽの生殖節がめちゃくちゃ大きいことから比較的簡単に見分けることが出来ると思います。
またケシカタビロアメンボのほうも写真撮れ次第載せますね。

まあ、あくまでこれは無翅型での話なんですけどね。
実はカタビロアメンボ科のほとんどの皆様には長翅型というタイプが出現します。
これがまあ僕のような素人には見分けが難しいのです。

ホルバート長翅型(十中八九)

これもう別種でしょってぐらい印象が違いますよね。最初に同種じゃね?って思った人凄い。
前胸背の張り出し方が無翅型と全然違う!!!!
長翅型でもオスは生殖節がでっかいのが見えるのでなんとなくホルバートじゃない?ってわかるんですけど、メスはもう僕にはわかりません。幸いこの個体達は交尾して産卵していて、現在幼虫が産まれていますので無翅型を出して証明したいと思います。
ちなみに幼虫はこんな感じ。

ちっせえ。

写真だと伝わり辛いですが極小です。今日だけで十匹以上孵化しました。どうなることやら。
続報をお楽しみに。
僕自身カタビロアメンボの仲間は存在は知っていたものの今までじっくりみたことはなかった素人なんですが、身近にもいるし、かわいいし、お洒落でなかなか面白いです。存在をしって意識すると水面でウロチョロしてるのが見えてきます。日本全国、田んぼにも水路にも色んな水辺にこの仲間はいます。是非探してみてください。僕は正直言ってカタビロ沼に片足突っ込んで抜けなくなりかけています。助けて。

2020年6月7日日曜日

地球外生命体

タイトル見てトチ狂ったのかと思う方いらっしゃるかと思いますが僕は正常です。
というのも本日こんな幼虫を掬ってきました。

?????????

えーと…まぁあの、すでに知っている方はもう誰の幼虫か一発だと思うし、前にもこのブログでちらっととりあげているので覚えている方もいらっしゃるかもしれませんね。にしてもこのルックスは地球上のものとは思えないような感じです。オーバー

成虫はというとですね…

マルガタゲンゴロウ Graphoderus adamsii

はい、もうおなじみマルガタさんでございます。
幼虫はこんなフォルムなのです。幼虫はアクアラングタイプで、めちゃくちゃ泳ぎ回ります。じっとしてられません。しかもミジンコ大好きです。赤虫とかも食べますけどね。野外でも一発で見分けられる幼虫じゃないでしょうか。(似たようなフォルムの幼虫としてメススジゲンゴロウはいますけどね。)

にしてもですよ、変態という言葉を知っていても、やっぱりこの幼虫と成虫の差というのは不思議だなあと思うのです。特にマルガタの場合は。