2021年9月26日日曜日

素人によるカタビロのパラメアを見ようの記事

 コロナのワクチン二回目を打ち終わり、これから副反応が酷くなってくるんじゃないかというタイミング、徐々に左腕に痛みが出る中記事を書いていますどうも中の人です。

先日Twitterのほうで個人的に話題にしたケシカタビロアメンボのパラメア(交尾鉤)についてのお話をこちらでもしておきます。
カタビロアメンボ科の皆さんは慣れちゃえばぱっと見でも割と種類がわかっちゃうのがいいところだと思っているのですが、やっぱり初めて見た種で自信がないときや長翅型、どっかしらに報告する際にはやっぱり雄の交尾鉤の写真はあったほうが良い気がしますよね。「でも小さすぎてどうしたらいいんや」という方がこのブログに奇跡的にたどり着くことがあるかもしれないので、僕がいっつもどうやって見ているのかだけ写真付きで乗っけておきたいとおもいます。なお何度も言うようですが当ブログ中の人はプロでも何でもない素人かつ、誰からも教わったことがなく独自にやっているだけなので、これが正解なのかどうかは分かりません。あと、別属ではやりやすいのかもちょっとよくわかりません。とりあえずケシカタビロアメンボ属ではということで。しかも別にそんな複雑なことをやってないし

以下ちょっとした解説です。


ケシカタビロアメンボでやってみました。まず上の写真の赤丸にちょっと尖ってる突起みたいなのが見えますよね。これが見たい右交尾鉤です。ケシカタビロアメンボ属では割とこうやってもうその時点で見えてますみたいな種が多いかも。


僕の場合は左にピンセット、右手に柄付き針を持って、左手のピンセットで虫体を挟み込み、動かなくしたあと、赤い線をいれたあたりを柄付き針で軽く押しています。
すると…


まあこんな感じでスポッっと抜けるんです。そしたらもうほぼ完了です。種類にもよるとは思いますが、この状態で十分に交尾鉤は観察は出来ると思います。(写真を撮るとかだと交尾鉤を単離したほうがいいかもしれませんね。)


右交尾鉤だけにしてみました。うん、Microvelia douglasi だね!!

とまあこんな感じでいつも抜いています。割と簡単なので、ちっさいからと敬遠せずにやってみてください。中の人は今ウスイロケシので苦戦しています。

2021年9月20日月曜日

ケシウミ

 海に行ったらタイドプールにケシウミアメンボがいました。ウミアメンボとは名が付きますが、アメンボ科ではなくカタビロアメンボ科です。ケシウミアメンボ科は国内からは本種のみが知られています。


南西諸島のタイドプールなんかで、他の虫、例えばサンゴアメンボなんかを探していると必ずといっていいほど目に入ってくるので「君じゃない!!今は君じゃない!!!!」とよく思います。ケシウミに失礼
それぐらい南のものの印象はあるんですが、本州にもいるにはいるのです。メスのひし形がかっこいいですよね。





上の写真たちは野外っぽく撮った飼育下での写真です。超かわいい。
日本産カタビロアメンボのなかでは大きい方で、大抵群れているので遠目からでも「あ~いるなあ~」というのは分かったりしますが、そもそもケシウミの存在を知らないとまず気づけないかと思います。ケシウミの存在を知ると磯遊びが楽しくなるかもしれませんね。

2021年9月12日日曜日

ウミアメンボ再び

 先日、ウミアメンボを拾いに行ってきました。
結論から言えば、採れました。


うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

昨年のあの時ほどではないですが、まあまあの数が漂着していました。ただほとんどが死んで、生きているのを見つけるのが難しかったです。また、今回はセンタウミアメンボが多く唯一家で生体の写真を撮れたのもセンタだけでした。(遠洋性ウミアメンボについての詳しい話は上のリンクをクリックしておいてください。)


かっこよすぎでは??????????????


あああああああああああああありがとうございます!!!癖の塊みたいな虫ですありがとうございます!!!ううううううううううううううううううううう


落ち着きましょう。そうそう、センタが多いとは言いましたが、しっかり全種拾っているのですよ。へへへ。上からコガタ・ツヤ・センタです。
だいぶ遠洋性ウミアメンボの採集については流れ着くコンディションを把握してきた感が出てきて、関東では死ぬほど採り辛いというものではないように感じてきました。自信がついてきた。調子のんな。


最後に強風に煽られるなかウミアメンボを探す不審者の画像をあげておきます。(当ブログ中の人です。)浜でこういうことやっている人いても暖かい目で見守ってください。

2021年9月5日日曜日

もすきいと

 なんですかなんですか、なんか忙しいし、やけに雨が降るしで全然外に出られていないんですけど。正直ブログ記事ネタがないんですけど。

というわけで、カの幼虫から成虫へのビフォーアフターの画像作りました。



うーんこれまた理解が追い付かないレベルの変わりよう。この写真の幼虫と成虫が同種とは限らないんですが、まあ流れとしてこうですねという話です。
ボウフラって割とカワイイですよね。ハエ目の幼虫、見た目がちょっと苦手なのが多いんですが、ボウフラは可愛いです。しかし成虫がカッコイイ。刺されると腹立つかゆさの虫ですが、じっくり見るとスタイリッシュもいいところです。白黒だし。脚長いし。