2021年1月22日金曜日

IROMTの水生昆虫 その6

 はい、だらだら続いている本企画。完走するかどうかはこちらのモチベーション次第
半翅が続いたので甲虫から超キュートなこの方。

ウスチャツブゲンゴロウ Laccophilus chinensis

うっひょおおおおおおおおお!!!かわいいいねええええええええ!!きれいだねえええええええええええええ!!!
うるせえ

大きさは3.5mm前後。皆さんが大好きなツブゲンゴロウ属の一種です。国内での分布は南西諸島に限られます。今回は浅い水場で採集中にえげつないぐらいの個体数のシャープツブゲンゴロウの中から少数得られました。(シャープツブの話は次回にでも)
本種の見た目的な特徴は上翅の特徴的な白帯と網目状の非常に繊細な感じの模様でしょう。シャープツブの中にも似たような模様を持つ個体がいますがウスチャツブはぱっと見でも白と黒のコントラストがはっきりしている印象です。
にしてもツブゲン属、このブログでもちょくちょく取り上げていますがなんでこんなにカラーリングとか模様が軒並み素敵なのでしょうか。顔も可愛いし。個人的にウスチャツブはあの面子が揃っているツブゲン属のなかでもトップかもしれません。推しツブ。

参考文献
中島 淳・林 成多・石田 和男・北野 忠・吉富博之, ネイチャーガイド日本の水生昆虫, 文一総合出版, 2020年.




2021年1月15日金曜日

お散歩鳥見

 緊急事態宣言再びですねぇ…相変わらず一人で電車に乗らず人とも会わず散歩することに関しては問題ないハズですので近所を散歩と称し鳥見しています。近所に鳥見が出来る場所があるような方は散歩も兼ねての鳥見、殺伐とした心を穏やかに保つにもおススメです。この時期は葉っぱが落ちて鳥も見やすいです。

今回の記事は先日ちょっと歩いてきた時の写真を載せます。定期的に中断されるIROMT記事

シジュウカラ 

よく見るとめちゃくちゃ綺麗なシジュウカラ。背中のオリーブ色が綺麗です。かわいい。
この時期は混群として他のカラ類やメジロなどと一緒に行動していることも多く大変に癒されます。混群勢は全員自分が可愛いことわかってやってると思います。

カケス

フワフワした飛び方で分かるカケス君。なんだこの枝被りは。前々から言っていますが僕はカラス科を推しています。カケスとかオナガとかね、身近なのに恐ろしくカッコイイし綺麗じゃないですか。

キジバト

こちらも実はよく見てみると美麗なキジバトさん。普通にいるから「なんだキジバトか」で済ませてしまいがちですがじっくりみると絶妙な色合いです。こういうご時世だからこそ身の回りの鳥をじっくり見つめなおす機会としては最高ですね。

えーー次はカシラダカ…ん?

プライバシーの保護が厳重。
カシラダカ「事務所通してください」


カシラダカ

ピンポイントで枝被りすぎているのが撮れていました。二枚目のは顔がしっかり見えております。カシラダカは減少中とのこと。確かに言われてみれば昔はもっと見られた鳥の印象があります。

最後はこの方…

ツグミ

なんだこれ…
もうモフモフという概念を具体化してるじゃん…

冒頭にも書きましたが家にいるだけでは気が狂ってしまうよという方はお散歩ついでの鳥見はオススメです。勿論一人で人に遭わずに黙々とですよ!!

2021年1月8日金曜日

IROMTの水生昆虫その5

 さて、記事はIROMTのやつに戻りまっせ!!今日は別にあの辺の島じゃないと採れないとかそういうわけではないけど、初見だった種です。イキマショー!!


マダラミズカメムシ Mesovelia japonica

はい、ミズカメムシ科からマダラミズカメムシです。薄暗い林内の沢の淀みから得られています。個人的にはミズカメムシは止水のイメージが強かったので流水域で採れるのは意外でした。それこそ前に紹介したタカラナガレカタビロアメンボなんかと一緒にいるもんなので、「う“ェ!?クソデカいカタビロ!?」と思ったりしましたがよく見たらミズカメでした。分布は冒頭にも述べた通り、本州の西の方~南西諸島で、どうやら薄暗い環境が好きなご様子。(ただし僕はドがつくミズカメムシ初心者なのではっきりとはわかりません。)止水でもいるようです。
本州ですでに見ているヘリグロやムモンに比べると小さい印象がありますし、名前の通り確かに背面にマダラっぽい模様が入っていますね。

マダラミズカメムシ♀の腹端

ほうほう、突起がないのはムモンと同じですが明らかにシュっととんがってますな。(ムモンは下の写真を見てネ。)

ムモンミズカメムシ♀の腹端

体型も大きさも割と違いますし、本種に限って言えば同定はそこまで難しくないかもしれませんね。オスは黒い毛が生えているらしいですすがどうやら束にならず横に並んで生えているとのこと。なぜかオスを採り損ねている!!!は?

ちなみに日本からはミズカメムシは6種知られていますが、本種でやっと半分達成です。


う、うーーん、キタミズとウミミズは強敵そうです。まあ、コンプに向けて頑張ります。
無印のミズカメってホントに普通種なんですか?

参考文献
中島 淳・林 成多・石田 和男・北野 忠・吉富博之, ネイチャーガイド日本の水生昆虫, 文一総合出版, 2020年.
三田村 敏正・平澤 桂・吉井重幸, タガメ・ミズムシ・アメンボハンドブック, 文一総合出版, 2017年.

2021年1月5日火曜日

2021

気付いたら2021年になっていました。
本年も皆さま当クソブログを宜しくお願いいたします。
またちまちま更新していきます。週に一回はしたいです。はい。


上の画像は丑といえばウシカメムシということで正面顔を中途半端にデフォルメしたものです。

 

2020年12月31日木曜日

2020を振り返る

 前回の投稿からしばらく空いてしまいましたが、年内最後の更新です。
IROMT の話、まだ終わっていませんが今回はいったん振り返り。いやーーまさか未知のウイルスと人類が闘う年になるとは思っていませんでした。お陰で三月末に予定していた諸々の遠征が中止になり、キレ散らかしておりました。こちとらストレスからなのか帯状疱疹出たんやぞ
ともかく、そんな一年でしたから基本的には近場を見直すという年になったわけです。下火になったタイミングで少し遠出もしましたけどね。幸いこの趣味は密にはなりえない場所で黙々とやることになるので、近場であればあまり自粛する必要はないことがほんとに助かりました。(勿論近場での話ですが)フィールドに出ることさえ封じられていれば精神が崩壊し人でなくなっていたかもしれません。今年一年は生き物をやっていてよかったと心から思える年であったことも確かです。それから今年は水生半翅の沼にがっつりハマった年でもありました。それまで水生甲虫がメインで、半翅は認識はしてるけど「あんまり手ださんとこ。」だったのですが地元の水生昆虫を全般的に見ていたらまあこの半翅が面白いわけです。特にアメンボと名がつく虫を追っかけておりましたが幸運なことに今のところちょっとここには大声で書けないような出会いがあったりもしました。そんなわけでこの記事では嬉しかった生き物との出会いをごく簡単に振り返ります。

虫だけでなく鳥からも一種いきましょう。

オオカラモズ Lanius sphenocercus

コロナがちらほら国内でも出始めたころでしょうか。割と近所にオオカラモズが入ったという一報を聞きつけ見に行きました。カメラマンも沢山いるという前情報で普段はあんまりそういう場所には行きたくないタイプですが、なにせ相手が図鑑で憧れていたオオカラモズということもあり駆けつけたのでした。その大きさとセンスが良すぎるカラーリング、そしてなによりもカッコよさに感動でした。

これ以降クソコロナのお陰で地元の水場を見つめなおす機会がかなり増えます。

オオミズスマシ Dineutus orientalis

まずはえーー!!近場にいたんかい!!というオオミズスマシ。春先に見つけた水場でしたが、よく見たら水面をくるくるするなにかがいたわけです。ミズスマシの仲間は減少中ですし、ほんとに徒歩五分ぐらいのところにいるというのは嬉しい限りでした。繁殖チャレンジしましたがエサ問題でうまくいかず。来年はリベンジしたいところです。

エサキアメンボ Limnoporus esakii

こちらも嬉しかった地元の虫。エサキアメンボです。種の存在自体は知っており、前々から見たことのある種でしたが地元で見つかりじっくり見てみたら恐ろしくカッコイイ虫であることに気付いてしまいました。結局この夏地元からは二か所産地を見つけることができました。

遠洋性ウミアメンボ達

そしてこちらは今年イチの出来事と言っても良いと思います。県内での遠洋性ウミアメンボ三種のコンプリートです。大量に漂着していたことも嬉しかったですがなによりここには流れてきているだろうという読みが当たったことが嬉しかったです。当時の超ハイテンション記事はこちら

オウサマゲンゴロウモドキ Dytiscus latissimus

夏にはふれあい昆虫館にもお邪魔しました。オウサマゲンゴロウモドキをはじめとしてスジゲンゴロウやタイワンオオミズスマシ、トゲアシアメンボ、マルコガタノゲンゴロウなどマニアックすぎる展示が大変に刺さりました。オウサマゲンモはめちゃくちゃカッコイイし。次はマスクなんかしなくても行けるタイミングで行きたいと思います。当時の記事はこちら

コバンムシ Ilyocoris cimicoides exclamationis


コロナ下火感があった時期のプチ東北遠征の最大の成果であるコバンムシ。グリーンが美しすぎる個人的日本産水生半翅の最高峰。来シーズン繁殖させまっせ!!こちら

タカラナガレカタビロアメンボ Pseudovelia takarai

最後はギリ滑り込み感があった某所への調査同行。知人が偶然採ってきてくれてからというもの一目惚れしたタカラナガレカタビロアメンボの採集が実現。この上なくカッコイイカタビロを採集でき幸福なり。

という一年でございました。思い通りにいかないことが多々あったことは確かですが、いかに自分が地元の水生昆虫を把握していなかったのかということを痛感した一年であったと思います。また今年は一人で採集も多かったですが、お誘い頂いてフィールドに出たこともありました。来年もコロナ的にどうなるかはわかりませんが、機会あれば誘い誘われで宜しくお願いいたします。また当クソブログを覗きに来ていただいたすべての方に感謝いたします。ありがとうございました。それでは皆様良いお年を。






2020年12月20日日曜日

IROMTの水生昆虫 その4

 少し間が空いてしましまいましたが、第四弾。今回はカタビロアメンボ科から。

タカラナガレカタビロアメンボ Pseudovelia takarai

はい、出ました。先日この記事で紹介し一発で虜になってしまったカタビロです。もう恋
タカラナガレはISGK島・IROMT島からしか記録がありません。大きさは本州のナガレとそこまで変わりませんが、メスもオスもスリムな体型です。とにかく赤いので見分けは割と簡単なんじゃないかと思っています。もう一種同属のヒラシマナガレという種がいてこやつは分布域が被っていますが今回は採集できませんでした。敗☆北
いや~これだけは採らんと帰れないという気でいましたが沢の淀みで割と普通に見られました。(勿論見つけた時は大変に興奮しました。)いやまあもう動いているのを見られただけで感動。
しかしまあこんな酷い上の白バックモドキ写真でもわかるかっちょよさ。飼育下でルーペにスマホくっつけて撮った写真があるのでそっちをどうぞ。


ほわあああああおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
神です。最高ですか。絶妙な赤さ。国宝。あ~~~~~


~語彙力が低下したのでおしまい~
なんだこの記事

2020年12月15日火曜日

風物詩

 今日は水昆じゃなくてちょこっと鳥の話題です。突然ブレる記事!!当ブログクオリティ!
先日近所を通ったのでもう来てるやろと探してみたら。

コクマルガラス Corvus dauuricus
ミヤマガラス Corvus frugilegus
属名のカッコイイ感じ。去年も言った気がする

いた。
いぶ遠くからでも群れてるの見えるし近づいたらキョンキョン鳴いてるしで田園風景での存在感はすごいです。今冬も見られる安心感。コクマルは全くちゃんと数えていませんがまあ最低20羽はいたでしょう。パンダタイプもちょくちょくいました。コクマルはホントにサイズ感が可愛すぎるのですよ。ミヤマはミヤマで嘴の付け根が目立つ感じとか好きです。ていうかカラスって全員かっこいいんじゃ。
というわけでミヤマコクマル組の皆様、今冬もちょくちょく会いに来ますのでよろしく~

オマケ。

最近宇宙関連のほうで名前をよく聞くHAYABUSA

はるか上空を飛んでいたハヤブサ。なんかハヤブサ久々に見ました。かっこいいゼ!!