2018年4月19日木曜日

ゲンゴロウの越冬

今日の話は既にゲンゴラーならたぶん面白くないです。
ゲンゴロウってどこで越冬してるとおもいます?大型種(ナミゲンゴロウやクロゲンゴロウ等)は水中越冬であることが知られています。ハイイロゲンゴロウなんて氷が張っている下でも泳いでます。というか時々ハイイロゲンゴロウ本体ごと凍ってます。
ハイイロゲンゴロウ(Eretes griseus
おめめくりくり
ツブゲンゴロウも冬季に水中から採集した経験があります。
このように水中越冬する種類はほかにもいるんですけど、シマゲンゴロウ(以下シマゲン)やコシマゲンゴロウ(以下コシマ)等は冬場は忽然と水場から姿を消します。
ただ、このあたりの種類は飼育下で冬季に土に潜ることが確認されていました。
シマゲンゴロウ(Hydaticus bowringii
お洒落系ゲンゴロウ筆頭

コシマゲンゴロウ(Hydaticus grammicus
これまたお洒落
ですが自然下では石の下からシマゲンが採れた等の話がごく少数で少なくとも僕はその写真を発見できませんでした。(僕の調べが甘い可能性もかなりありますが。)だがしかあーーし!僕は高校生の頃課題研究なるものをやっていてそこで全然ゲンゴロウに興味もない犠牲者二名を巻き込み、コシマゲンゴロウの陸上越冬個体を探すという研究というかもはや珍道中報告みたいなことをやっていた時期があるのです!んで見つかってんのかって?見つかってるんですよそれが。
わかりますかね?
この真ん中に埋もれているようなのですよ!わかりづれぇ。
素掘りの水路脇の地面の枯れ草をどかしていたら出てきました。
でもこの発見はさっき言った犠牲者二名がいなければ間違いなくありませんでした。感謝です。(唐突な謝辞
というわけでですね、皆さんも是非冬そういうところに行くときは石をひっくり返したり、畔の表面を探してみてはいかがでしょうか。
不審者扱い待ったなしですが。
※石はひっくり返したらもとに戻しましょう。畔は絶対に壊さないようにしましょう。


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